FRESH VOICE

富士川にてビランで煽られる ・・・ ~ BIRAN 70 ~

深夜の河原をひた歩き、ポイントに向かっている。
今回の釣行は私、お馴染みのソロではなく、
なんと久々のタンデム !
普段、連絡担当として、何かとお世話になっている
メガバス営業のサチヲ氏の
初富士川釣行をガイド ♪

普段メール等で、頻繁に連絡はとっていても
なかなか実際にメーカーの社員さんと会う機会
というものは、少ないというのが現実のところで、
ましてや釣行となると、機会はより一層少なく ・・・
今回も当初、春先に行うはずだったガイド釣行が
コロナによる外出自粛や、増水等の影響で、
伸びに伸びて、ようやく実現した釣行だった。

待ち合わせ場所に現れたサチヲ氏は、
到着前にも事前連絡を入れてくれる真面目な
タイプで、深夜でも、明るく元気に
挨拶してくれるナイスガイだ !

時合いの関係もある為、挨拶もそこそこに、
そそくさと身支度を済ませ、
2人、河原を30分程歩いて、ポイントに向かう。

事前に富士川河川内を散策するにあたり、
必須物として 「 ウェーダー 、 ヘッドライト 、
汗拭き用のタオルに、水分補給の為のドリンク
の用意 」 を伝え、勿論、真面目なサチヲ氏は
きっちりと準備してくれてきていたのだが ・・・

ここで問題が発生する ・・・

2人でライトを照らしつつ河原を歩き、
途中、渡河する場所があり ・・・
安全確認がてら、私が当然先行して川を渡る
のだが、川底の石は、海苔やら苔やらで
ヌルヌルで滑り易い状況 ・・・
渡河の経験など無いであろうサチヲ氏を心配し、
ふと後方を振り返ると ・・・

そこには不思議な光景が ! ?

暗闇の中、ライトで照らされ反射する川の中を、
ムーンウォークばりに滑らかなムーブで、
おおよそ人間離れした挙動を
こなしているサチヲの姿が ! ?

川の流れに揉まれ、不思議な水平移動を
みせたかと思うと、一瞬でバランスを崩すも、
即座にギリギリでバランスを保ち ・・・
なんとか耐えしのぎ、再び取り戻した平衡を、
次の一歩目で、再び失い ・・・ 必死に両手を開き、
転ぶまいと、難易度の高そうなムーンウォークを
やってのけて魅せるサチヲの姿 ・・・

その転びそうで転ばない超絶技巧に、
一瞬感動を覚えたのだが ・・・

まあ ・・・ 何かがオカシイ ・・・ (笑)

サチヲ氏のもとへと近寄り、
「 何をしているんだい ? 」 と尋ねると ・・・
サチオ氏からも、即座に質問が ・・・
「 中澤さん ・・・ もしやフェルトソールですか ? 」 と、
「 そんなの、当たり前じゃ ・・・ 」 と途中まで言いかけ、
全てを察した時点で、思わずニヤニヤしてしまう ・・・

「 まさかサチオ ・・・ ラバーなのか ? 」

暗闇、川の中程で、ライトに照らされた男が、
黙ってニヤニヤしながら 「 コクリ 」 と頷く ・・・

何かいいアドバイスをしてあげたいが、
この状況下では、もう助けられないので ・・・

「 じゃあ ・・・ 仕方ないねぇ ・・・ 」 と ! (爆)

そこからは、もう2人笑うしかなく ・・・
ただただ、ゆっくりと確実に、
川底の石の間の砂地にブーツを刺すようにして、
くれぐれも転ばないように、ゆっくりと ・・・

サチヲは、状況を受け入れ、開き直ったのか、
「 うひゃー ! ! 超すべるぅ ~ ♪ 」 とか言いながら、
相変わらず不思議なムーブを魅せつつ、
ノリノリで川を渡ってくるのだが ・・・
個人的には、これが見れただけで、今回ガイド釣行
した価値はあったと思えるムーブだった ! (笑)

まあ一つ教訓になったのは ・・・
先入観とは恐ろしいということ ・・・
普段己れがフェルトソールしか使用していない為、
ウェーダーの用意を指摘しても、
ソールの仕様まで頭が回らなかった ・・・
( サチヲさん、ゴメンなさい ! )

幸い川の水量がたいしたこと無かった為、
何事も無く済んだが、大いに事故や怪我に
直結しうる部分な為、注意すべき事柄だと思え ・・・
今回のサチヲさん同様、昨今サーフメインの釣行で、
ラバーソールのウェーダー使用者も増えていると
思われるので、是非注意していただきたい !

さて ・・・ 何はともあれ、ポイントに到着すれば、
早速サチヲ氏に先行して、ポイントを叩いてもらう。
夜間の初場所にて、地形も何も分からない為、
まずは危なげなく水面系からということで、
KAGELOU100F を流れに投じ、
しばし探るも ・・・ 反応はない。

水量は程よく、流れも十分に効いており、
時折暗がりから聞こえてくるボラジャンプの音が、
魚っ気を醸しだし、悪く無い印象なのだが ・・・
先日に続き、何となしにベイトの気配が薄いのが
気にはなる ・・・

表層での反応が無い為、
徐々にレンジを下げていくわけだが ・・・
サチヲ氏は 「 よ~し ! ゲンマ85S でいくぞぉ ! 」 と
果敢に発売間もない新兵器を投入する !

水面チョイ下を、じんわりと探るのに
なかなか良い選択だと思われ ・・・
「 中澤さん ! GENMA85S で、どうですかねぇ ? 」 と
サチヲは、きっと私に同意を期待して
尋ねてきているのだろうが ・・・

「 サチヲよ ・・・ まだ俺の手元には
 ゲンマ85S ・・・ 届いてないぞ ! (爆) 」

そっと心の中で呟きつつ ・・・
「 いいんじゃないかなぁ ♪」 などと、
適当に返事をする私 ・・・ (笑)

しばしサチヲ氏が、流れに ゲンマ85S を通すも、
やはり依然として反応は無く ・・・
私は並びで i-WAKE を流れに散らし
引き続き水面を探るも、やっぱり反応はない ・・・

なかなかに厳しい状況に、
いよいよレンジはボトム域へと移り、
バイブレーションの出番となるのだが ・・・

勝手の分からぬ初場所の人間に、
バイブを投入させるのは、常に ・・・
「 根掛かり → ロスト → システム組み直し 」
の危険性がはらみ ・・・
ガイド役としては何だか気が重い。

そんな気持ちを知ってか知らずか、
サチヲは、勇猛果敢に ・・・
「 よーし ! ここは BIRAN70 でいくぞぉ ~ ! 」 と、
暗闇の河原で、声高らかに宣言し、
新発売直後の、超最新武器を、躊躇無く投入 !

先刻同様、再び ・・・
「 中澤さん ! ビラン どうですかねぇ ? 」 と
サチヲは、おそらく私に同意を期待して
尋ねてくれているのだろうが ・・・

「 サチヲよ ・・・ BIRAN70 も ・・・
 俺には届いてないぞ ! (爆) 」

そっと心の中で呟きつつも ・・・
川の流れで、聞こえてないフリをする。(笑)

さて、ダウンで流れに投じられた
ビラン70 の挙動について ・・・
「 うぉー ! ? スゴい、ブルブルするぅ ! 」 と、
サチヲは、逐一その使用感を
声に出して伝えてくれて ・・・ (笑)

「 ちょっとブルブルしすぎるなぁ 」
「 こっちの緩いところはどうかなぁ ? 」
などと言いながら、いい感じにキャスト位置を
散らして、 BIRAN70 を泳がせていた。

そして、 ビラン を投入して、僅か3投目 ・・・
背中越しにサチヲの一挙手一投足の解説を
聞いていたので、はっきりと覚えている ・・・

そう ・・・ 3投目 ・・・

キャストし、黙々とリトリーブしていたサチヲが ・・・

「うぉぉ ! キタァー ! 」 と突如叫ぶ ! ?

私が即座に振り返ると、
フッキングを見舞うサチヲから
5m程離れた位置で
水面が割れ、水飛沫が上がる !

「 キマシタ ー ! ! 」 と大興奮のサチヲに対し、
「 まあ落ち着いて、好きに走らせよう ! 」 と告げ、
しばし様子をみてみるのだが ・・・

この魚 ・・・ 直線的に突っ込むばかりで、
何故かあんまり暴れない ・・・

なんだか解せない抵抗に、サチヲ氏も ・・・
「 これボラのスレ掛かりですかね ・・・ ? 」
と、自信なさげ ・・・

正体は何ともいえないが、
せっかく掛かった魚だから
「 まあ大事にいこう ! 」 と告げつつ、
魚を寄せにかかったところ ・・・

突如、魚は2人の目の前3m程、
暗闇の水面を割って、ド派手にエラ荒い ! ?
今度はしっかり怒って、ドラグを鳴らしつつ
暴れながら、沖へと遠ざかっていく ・・・ (笑)

さすれば ・・・

「 中澤さぁん ! シーバスでしたぁ ! ! 」
声高らかに宣言してくれるサチヲなのでした ♪

流れの脇、結構な足元で
ビラン に食いついたのは、
なんと 60cm程のヒラスズキ ! ?

涼を求めて河川内に入ってくるのか、
ここ数年、お盆過ぎあたりに
定期的に姿を見せてくれる。

さてサチヲ氏にとっては、このスズキ
昨年、湘南の猛者にして KAGELOU
GENMA の監修者である 久保田氏
ガイドのもと、相模川にて見事釣り上げた
シーバス
に続いて、生涯2匹目となるスズキ ♪
富士川初シーバスにして、同時に
初めてのヒラスズキとのことで、
喜びもひとしおらしく大興奮 ♪


「 うぉー ! BIRAN スゴぉい ! 」
「 ヤバい ! 遠藤 すげぇー ! 」
「 やっぱ エンドウ やるなぁ ~ ! 」

呼び捨てだったのが若干気にはなったが ・・・ (爆)
恐らく、心の底から監修された遠藤さん
褒め称えているのだろう ・・・
「 エンドウ 」 を連呼しながら、引き続き
流れに BIRAN70 を撃ち込み続けている。 (笑)

さすれば、そのうち ・・・
「 中澤さん ! 絶対 ビラン いいですよ ! 」
「 投げましょーよ ! ! 」 とか言い出し ・・・
私に ビラン を猛プッシュしてくるわけだが ・・・

いよいよ最終的に ・・・

「 いや ・・・ 俺まだ持ってないのよ ・・・ 」 の、
私の一言で、その場の空気が凍りつき、
しばし河原に無言の時が流れる ・・・ (笑)

サチヲ 「 あれ~ ? サンプルが届いていない ? 」
中澤 「 うん ・・・ ついでに ゲンマ85S も無い ! 」
サチヲ 「 おかしいなぁ ・・・ あれぇ~担当は ・・・ ? 」
中澤 「 ・・・・・ ( いや ・・・ サチヲじゃね ? ) 」

再び無言の時が流れ ・・・2人、河原で爆笑 ♪

「 中澤さん ! 是非 BIRAN70 試してみて下さい ! 」
と、まさに先刻のヒットルアーを渡されれば、
手に取るなり、恥も外聞もなく 「 俺にも釣れろ ! 」 と、
激しく乱射するも ・・・ すでに時合は過ぎ去ったのか、
残念ながら魚からの反応は無く ・・・ (笑)

保険で期待していたマズメの時間帯も、
やはりベイトの存在が薄く、
何かしらのフィッシュイーターっ気も
感じられぬままに、静かに過ぎてしまい ・・・

東の空に、お陽様が顔を出す頃には
周囲は、すっかり落ち着いた雰囲気となり、
結局、サチヲさんに ビラン70 の活躍を
見せつけられ、いいように煽られただけで、
私は、いいとこ無しにて、
タイムアップとなったのでした ・・・ (爆)

しかしまあ ・・・ 魚は釣れたし、
BIRAN70 は強力だったし、
サチヲの面白さも強烈だったので ・・・
なかなかに楽しい釣行でありました ! (笑)

尚、借してもらった、ヒットルアーである
グリーンゴールドの BIRAN
サチヲさんの好意により、急遽私への
サポート品となりまして ・・・ (笑)
これから、その性能を試すべく
投げ倒すこととなるわけで ・・・
現状まだ、安易な事は言えませんが ・・・

この夜、なかなかに手強い状況下にて、
一撃、いきなり火を噴いた BIRAN70 ・・・

勝手分からぬ初場所での、初使用にて
問題なく魚を引き出したということは、
根本的に、そのアクションが魚に
違和感を与えていない ・・・ いや、むしろ
好ましく、魚に口を使わせる挙動に
仕上がっているということの証 ・・・

基本性能の高さのあらわれだと思います !

しばし、サチヲから奪った ・・・ じゃなかった、
提供された BIRAN70 を使い倒しまして、
改めて、その釣能力をレポートしたいと思います !

今回の使用タックル

【 サチヲ 】

ロッド : SHADOW-XX SXX-87ML
ライン : PE 0.8号
ルアー : BIRAN70 ( 15g ) ( GG ゴールドグリーン )

【 中澤 】

ロッド : SHADOW-XX SXX-96ML
リール : シマノ 3000
ライン : PE 1号
ルアー : PROP DARTER i-WAKE ( 和銀セツキアユ )