秋の到来は「悪意」をもって迎えるべし ! ~ KAGELOU 124F ~ | Megabass-メガバス

FRESH VOICE

秋の到来は「悪意」をもって迎えるべし ! ~ KAGELOU 124F ~

抜群の飛距離 ・・・

魅惑のアクション ・・・

使いやすい操作感 ・・・

スリーフック搭載 ・・・

これ即ち ・・・ 悪意の塊 ! (笑)

朝晩はすっかり肌寒くなり、
日中はポカポカと過ごしやすい毎日で、
一気に秋めいた感のある、この頃 ♪

一月程前は、汗だくで歩いていたはずの
深夜の河原の雰囲気もスッカリ変わり ・・・

寂しげに聞こえてくる虫の音と、
心地よく川面を抜けていく、軽く冷たい空気が
「 絶好の時期 」 の到来を教えてくれる。

潮が下げ、
刻一刻と勢いの増していく流れ ・・・
暗く、黒い視界の中、
月明かりを反射して、ざわめく流れの幅に
静かにルアーを投じる。

最初に投入したのは i-WAKE
特に極端な遠投は不要な場所だった為、
近距離から丁寧に流れを斬っていく感じ ・・・

水面に吸い付き、時折軽く潜り
流れに引かれつつ、揉まれつつ
テールのスイッシャーが
存在感を醸しつつ、泳いでいる ・・・

そして数投目 ・・・
流れを斬りつつ、泳がせていた i-WAKE
流れを横切り、緩流帯に抜けた瞬間 ・・・

バスッ ! ?

乾いた破裂音が小さく響き、
黒い水面に、白く水飛沫が上がる ・・・ も、
揺すられた i-WAKE の挙動が伝わっただけで、
何事もなかったかのように
また、もとの一見平穏な流れを取り戻す ・・・

もしやツーチャンスがあるのかと期待して、
そのまま、ゆっくりと流れの際を
スローリトリーブしてみるも反応はなく ・・・

ならばと、続けざまに同じコースをなぞった
再キャストは、完全に無視 ・・・

明らさまな 「見切られた感 」 を得たので、
さすがに此方も攻撃の手を変え、
おもむろにルアーケースを漁り、
取り出したるは ・・・

KAGELOU 124F !

i-WAKE 同様に水面系にして、
低速での穏やかなロールアクションが
作り出す魅惑の揺らぎと、それに伴う
おとなしめの航跡の誘惑 ・・・

警戒心を抱いた輩の緊張を、
静かにゆっくりと解き騙すイメージ ・・・ (笑)

ついでに先刻ツーフック仕様の i-WAKE
乗らなかったから ・・・
「 フックもう1個追加してやれ ! 」 の精神。 (笑)

そう ・・・ 私の悪意。

こんな思惑を温めつつ、しばしポイントを休め、
いよいよ カゲロウ 124F を投じた 1投目 ・・・

先刻の i-WAKE のトレースコースを
再び擦ったリトリーブ ・・・

心地よい水押しの抵抗感を伝えつつ、
静かに流れを横切った KAGELOU が、
先刻の i-WAKE 同様、再び緩流帯に抜け、
一瞬まどろんだ瞬間 ・・・

ボフッ ! ?

今度は野太い音が響き ・・・
直後、暗闇に伸びるラインの先に重みが生じ、

ジリ ・・・ ジリジリ ・・・ ジジジィーーーーー ! !

と、段階をつけ、助走するように
ドラグ音が泣きだし、加速していく ♪

流れに乗って、勢いよく下りだした魚を
とりあえず一旦好きに走らせ ・・・

いよいよダッシュが止まり、
魚が一息付いたところで反撃に転じ、
おもむろに流れから魚を引っぺがす ・・・

流芯の流れに、群れの仲間が居ることも想定し、
できるだけ流れから離れた位置へと誘導 !
時折見せる抵抗を騙し騙し、いなしつつ ・・・
できるだけ静かに、
岸へと寄せて無事ランディング ♪

i-WAKE を見切った、
なかなかの鑑識眼の持ち主は、
70cmのスズキさん ♪

KAGELOU の静かな誘惑には勝てず、
見抜けなかったもよう ・・・ (笑)

ついでにフッキングを確認すれば、
私の悪意も効果アリ ! ? (笑)

遅くなった夜明けも、
ますます冷たくなった周囲の空気も、
そして目の前の暗い流れも
間違いのない 「 秋 」 の到来を告げている。

それでも疑り深い私は、
今一度確かめるべく、
流れに カゲロウ 124F を投じる ・・・

先刻の魚とのやりとりで
多少なりとも場荒れして
魚は散っただろう ・・・
警戒だってしてるだろう ・・・

が ・・・ それでも ・・・
「 秋 」 だというのなら ・・・
再び カゲロウ に問答無用で襲いかかって、
「 俺に秋を実感させてみろ ! 」 と ・・・ (笑)

キャストを重ねる ・・・
段階的に KAGELOU 124F に飛距離を与え
刻むように着水位置を更新し、
丁寧に流れをドリフトさせて斬っていく ・・・

そうして、しばし秋からの返答がないまま、
いよいよ KAGELOU フル遠投距離での
ひと流しに ・・・

グン ! ?

ラインの先に再び、突然重さが宿り ・・・
流れの先、遥か沖で、
その重量物が暴れだす ♪

暗闇に伸びるラインが激しく踊る ♪

ゴツゴツとロッドに伝わる確かな生命感を
失わないように ・・・

ユックリと、でもシッカリと、
スィープにロッドを曲げ ・・・

私の悪意がしっかりと
遥か沖まで届くように ・・・
じんわりと確実に加重をかける ! (笑)

魚は走りだし、さらに遠くで
エラ荒いしながら暴れているも、
悪意が効果を発揮しているらしく
幸いにも、危なげはない。 (笑)

剛性感にも近い吸着感を感じながらの
魚とのやりとりは、丁寧にゆっくりと
魚が疲れるのを待ってさえいればよく、
問題なく無事ランディング !

秋の到来を保証する2匹目は
ちょっぴりサイズアップした
75cmのスズキさんでした ! 

迎える産卵の為、サーフ・河口・河川内と、
シーバス達がベイトを求め
大挙して徘徊し始めております !

手軽にスズキ達と出会えるタイミングですので、
是非、興味のある方は各地釣り場へと足を運び、
チャレンジしていただきたく思います。

また、その際には、今回活躍した
KAGELOU 124F がオススメ ♪

124mm のスタンダードサイズで投げやすく、
リップレスの空気抵抗の少ないボディ形状にして
尚且つ、LBOシステム搭載で飛距離は抜群 !

太めのボディと、ダーターカップは、
適度な水押しと、流れの抵抗感を伝え、
ルアー操作のイメージもしやすい設計 ♪

水面系で、根掛かりといったロストの危険性低く、
( いやらしい ) ロールアクションはスレづらく、
静かに揺らいで、シーバス達を確実に魅了 ♪

ついでにおまけは ・・・
極悪で効果的なスリーフック仕様 ! (笑)

魚にとっては 「悪意の塊」 とも思える
KAGELOU 124F を投げ倒して、
この秋の到来を確実に楽しみましょう !

今回の使用タックル

ロッド : SHADOW-XX SXX-96ML
リール : シマノ 3000
ライン : PE 1号
ルアー : KAGELOU 124F ( GG イワシ )

【 注意 】
富士川は、「 静岡県内水面漁業調整規則 」
により10月11日から11月15日までの期間
東海道本線鉄橋から河口までの区間において
水産動物の採捕が禁止されており、
残念ながらシーバス釣りも禁止となりますので、
アングラーの皆様、ご注意下さい。
また静岡県内その他河川におきましても
上記期間、釣り禁止とされている河川区域
ございますので、釣行の際は、
「 静岡県内水面漁業調整規則 」
ご確認願います。