フワフワとスローなスイムが良いみたい ♪ ~ CUTVIB ~ | Megabass-メガバス

FRESH VOICE

フワフワとスローなスイムが良いみたい ♪ ~ CUTVIB ~

釣り人の意図と魚の意図 ・・・

当たらずと雖も遠からず ♪

3月といえば毎年恒例
渓流解禁ネタが記事となるはずなのですが ・・・

今年は厳しかった ・・・

解禁日が日曜日と重なり、それなりに
混雑した状況になるかと思われたのですが、
コロナウイルスの影響なのだろうか ?
いつものお祭り会場(釣り場)に人は少なく、
明らかに餌釣りの
年配の釣り人の姿は少なかった。

そうであればと、ミノー打ち込み放題な状況に、
ルアーマンは嬉々として
キャストを始めるわけですが ・・・

魚からの反応は芳しくなく ・・・

暖冬による降雪量・降雨量の少なさは
顕著に川の水量を減らしており、
結果、放流魚達は少しでも水深のある
「 深み 」 にまとまってしまい ・・・

偏光越しに丸見えな魚影に
ルアーマンが次々と交代で、休む間もなく、
色とりどりで、様々なアクションのミノーを
撃ち込み続けた結果、強烈にスレが進行 ・・・

川縁を左右に別れ、上へ下へと歩きながら
すれ違うルアーマン同士、
「 釣れないねぇ ・・・ 」 などとボヤきつつ、
それでも尚、一生懸命キャストを続けるのだから
皆で互いの首を締め合ってる感じである。 (笑)

それでも偶発的なトレースコースの妙なのか
はたまた交通事故的なタイミングの問題なのか
どうにかこうにか反応する魚を拾って
ボウズは回避したわけだが ・・・
漂う諦めムードに、友人らと雑談が始まり
なし崩し的に終了 ・・・ (笑)

結果、夕マズメのタイミングまで、
頑張って釣り続けていたルアーマンの方に、
2匹のアマゴの釣果を見せつけられ ・・・
おまけに使用ルアーが グレハン 55 とのことで、
お株を奪われる始末なのでした ・・・ (爆)

「 このままではブログが書けないぜ 」 と、
それから毎週末、必死に山に入ったのですが、
ここから加速するようにハズしまくり ・・・ (笑)

放流魚に期待せず、
釣り人を避けたような川を見繕って
山中を釣り歩けど ・・・
釣れないというより、魚っ気自体が無く ・・・
裏目ってばかり ・・・

結果、仕切り直しと気分転換に、
久々の海へと来てみたのでした ♪

数週間ぶりの海は、すっかり変貌していて
調査がてらサーフを歩きつつ、
点々とルアーを投じ、状況を探りますが
とりあえず反応はありません ・・・ (笑)

夜明け前の暗い海
河口周辺の流れと地形を素早く探るように
スパロー を乱射しますが、アタリは無く ・・・

冬の間に上流から流れてきて溜まった
木の葉やゴミが、波に揉まれつつ浮遊 ・・・
ボトム域には、かなり堆積しているようで ・・・

比重が大きく、沈み込み易い鉄板バイブの
スパロー (20g)は、僅かにボトムタッチした瞬間

ゴミまみれに ・・・

これは駄目だと、夜明けに急かされながら
ルアーケースを弄って、取り出したるは ・・・

CUTVIB ! ! (ノーマルウェイト )

鉄板の20gから浮力の効く中空の17gへと

比重を調整 ♪

すると飛距離は落ちれど、適度な浮遊感で
流れに乗りつつ、ボトム接触を避けつつ
スローに中層を泳いでくれる ♪

「 これは ・・・ 絶妙なんじゃないの ! ? 」

と自画自賛しつつ、キャストを続け、
カットバイブ を流れに乗せながら
フワフワと漂うようにリトリーブしていたところ ・・・
 

「 ヌグッ ! ? 」 と突如、吸着感 ♪

反射的に見舞ったフッキングに対し、
魚は即座に急上昇して、
水面を割り、激しくエラ荒い ♪

続いて流れに乗って、ドラグを鳴らしつつ
一気に沖へと走り出す ♪

嗚呼 ・・・ 待ち焦がれていた
久々の魚とのひっぱりっこ ・・・ (笑)

サイズ感は無く、重量感も無いが ・・・ (笑)

産卵を終え、体力回復に勤しんでいる
個体らしく、派手に暴れ、切れの良いダッシュで
楽しませてくれる ♪

せっかくなんで、渓流でささくれてしまった
心を癒してもらおうと、
少々ドラグを緩めたりなんかして ・・・ (笑)

いや本当は ・・・
ブログネタを絶対にバラしたくなかった
だけなのかもしれないが ・・・ (苦笑)

最後の抵抗、波打ち際で暴れ
枯れ葉まみれになりつつも、
なんとか無事ランディングしてみれば ・・・

60cmほどのフッコさん ♪

「 このサイズ感なら ・・・ 群れてんじゃないの ? 」
と期待して、
魚体を撮影・リリース後の再キャスト !

再度なぞったトレースコースにて、
即座に CUTVIB にバイトがでるも、即バラシ ・・・

さすれば ・・・

「 盛り上がってまいりましたぁ~ ♪ 」 と、
カットバイブ を連射してみたのですが ・・・

いよいよ期待の朝マズメを
迎えるというタイミングで、
何故か魚からの反応が薄くなり ・・・

周囲が明るみだす頃には、
すっかり無くなってしまったのでした ・・・

視界が良くなったところで
改めてポイントを観察するに ・・・

私が カットバイブ を泳がせていた位置は
河口の流れに追いやられたマイクロベイトが
まとまって溜まるらしく、
夜明けの薄明かりの中で、
水面が微かに、さざなんでおりました。

思うに ・・・

マイクロベイトの溜まった位置へ
フラフラと CUTVIB が流れに揉まれつつ、
漂うように行き着く様が、
( 意図的ではありませんでしたが ・・・ 苦笑 )
マイクロベイトを模倣するに、
絶妙だったのではないでしょうか ?

いや ・・・ 絶妙だったのでしょう !

違うな ・・・ 絶妙だったのです ! !

う~ん ・・・ そういうことにしときます ! (笑)

ロッド : SHADOW-XX SXX-96ML
リール : シマノ 3000
ライン : PE 1号
ルアー : CUTVIB ( GG イワシ )