Cutter 115　V字の航跡が激濁りの河口を切り裂く ! !

… も、気を取り直し、身支度を済ませ、深夜のパトロールを開始 !
瀬や合流部といったポイントをひったすら撃っていくも反応は無く、
いよいよ何事も起きぬまま朝を迎えようとしていた。

私は河川内を諦め、朝マズメの河口に期待を込め、夜明け前より竿を振る。

ド茶濁りの河口。

濁りの中で存在感がでるように大型のミノー …

魚から見つけやすいように膨張色 …

かな～と思い、X-140SW の パールレッドヘッド（ PM MOON-HEAD ）をチョイスし、乱射 !
しばし河口周りの流れを探るも無反応 …
ベイトに触れる感触も無く、フックは水中に漂う木の葉を拾うばかり …

そうこうしている内に、東の空が薄っすらと白みだす。
ウィークデイとはいえ、いよいよ朝マズメのプライムタイム。
アングラーが一人も現われないということは … 釣れていないのか … （汗）
ひじょ～に悪い予感が頭をよぎるも、嫌な空気を振り払うが如く、
私は、より広範囲をサーチしようとルアーを カッター115 に交換。

こいつの細身で固定重心という構造がもたらす十二分な飛距離と、ヘッドを水面に出しリーリングした時に
発生する強烈なV字航跡によるアピールに期待 !
ついでにカラーも濁りに強いチャートバック（ PM CHART BACK ）を選択。

ベタ凪の河口域でド遠投し、着水後は素早く糸フケを取り、ヘッドで水面を切り裂きつつリトリーブ !

夜明け前、灰色に光る水面に静かにV字の引き波を残しつつ、Cutter 115 が流れを斬っていく。

少しづつ、移動しながらキャストを繰り返していた時、
河口の流れを渡りきり、手前の緩衝域のような穏やかなシャロー域を泳いでいた カッター115。
いよいよ波が立ち上がるファーストブレイクを越え、水深50～60ｃｍ程の激シャローに入り込もうとした瞬間 …

『 モワッ ? 』

Cutter 115 の背後の水面が一瞬もじる ! ?

「 ん ? 」 　と怪しんだ直後 …

『 ドン ! ! 』 　 　と　衝撃 ! !

即座に ガウス のドラグが鳴り始める ! !

バイトを弾いたら嫌なので、少々ドラグを弱めにセッティングしておいた為、
魚は即座に反転し、一気に沖へダッシュ ! （笑）

私は、そっとスプールを押さえ、じっくりとスイープにフッキング !
気持ちよくテンションがかかり、美しい弧を描く パンゲア の曲がりを楽しむ。

しばし浅瀬を縦横無尽に走りまくる魚とのやり取りを楽しみ、そっと浜辺にランディングしてみれば …

カッター115　…
　
ハーモニカ喰い …

なるほど ! そんなに美味しそうだったか ! （笑）

いよいよ周囲も明るくなり始め、ふと海面を眺めていると、ちらほらとベイトが上ずる …
夜間が嘘のように、魚の気配が生じはじめる …

「これだから嫌なんだよ朝マズメは … 」 と笑顔がこぼれる。（笑）

ベイトボールが蠢き、何者かに襲われるも、水面を割る様子は無い。
私は水面使いの Cutter115 から、少し潜らせ水中を探ろうと カッター128 にチェンジ。

ざわつくベイトボールの周辺を探ると …

『 ヌグゥ ! ! 』

と吸着感 ! !

フッキング時の軽さに、問答無用で巻き寄せてみると ソゲ君 ♪

激濁りのサーフではありますが、ベイトに誘われ接岸しているもよう。
この後、ヘビーシンキングミノーで、同サイズのソゲが２枚、立て続けにヒットするも、
ゴリ巻きの水面滑走中に、バラシ …（笑）

太陽が昇るにつれ、アタリは遠のき、打ち止めとなりましたが、
短かな時間、河口で一人、朝のバイトラッシュを楽しみました !

状況を読めるようになってみたくて、通い込むが相変わらず読めなくて …
読めれてない状況の中、試行錯誤してルアーを投げていたら、新たな発見があって …
果たしてこれがパターンとして再現できるかは、不明で … （笑）
せいぜいできるだけ似た状況の日に、また来て試してみるしかなくて …
結局、飽きもせず通ってしまう …
すると、たま～に、いい思いをさせてくれて ♪（笑）
そうでなくても、何はともあれ穏やかな夜明けの海はとても美しい ! !
そんな感じ ♪

今回の使用タックル

ロッド ： シャドウ パンゲア SP-100 M
リール ： ガウス 30X
ライン ： ドラゴンコール 8braid PE 1.2号
ルアー ： CUTTER 115 （ PM CHART BACK ）・　CUTTER 128 （ GG RAINBOW PB ）

【 参考 】

今回、引っかかってきたベイト ♪

ヒイラギ君でした !
バイブレーションとかも、いいかのかな ?