MEGABASS Engineering Team Blog Vol.119 | Megabass-メガバス

MEGABASS Engineering Team Blog Vol.119

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ELBO-Cranking Shiner- (T-018)

 

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2016年に入り慌ただしい日が続いていますが、本年もエンジニアブログをよろしくお願い致します。

今年は全国5箇所で新製品を展示するエキシビショントレイルもありますので、ご期待下さい。

 

さて、各メディアにて徐々に明らかになってきているメガバスの2016年新製品。

 

その中でも、FWルアーとしてLBOという全く新しい重心移動を搭載するELBOのお話です。

 

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 LBO(エル・ビー・オー)の詳細は、下記をご覧ください。

 

 

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ざっくりと説明しますと、LBOの移動ウエイトの中心には軸が通っています。

 

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その周りを覆うようにウエイトが形成されているのですが、そのウエイトが、従来のものだと、軸との接触面が多く、摩擦抵抗が多くなります。

 

 

この摩擦抵抗が多いと、もちろんキャスト時の遠心力でのインパクトの力が弱くなりますよね?つまりウエイトがボディ最後部に移動するまでのスピードが遅くなるということです。

 

その原因である摩擦抵抗を極力減らすために、ウエイトにボールベアリングを内蔵して、軸に触れるウエイトを、従来のもののような面接触ではなく、画像のような点接触にして、摩擦抵抗を減らそうというわけです。

 

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このように摩擦抵抗を減らすことで、キャスト時にウエイトがボディ最後部に移動するスピードを瞬間的なスピードに変える事が可能なのが、LBOシステムです。

 

もちろん他にもメリットがあります。

 

キャスト時にボディ最後部に移動するのが早いという事は、着水からの立ち上がり、すなわちボディ最後部からアクションポジションにまでの前方向へのウエイトの移動スピードも早いわけです。

LBOの解説として、ほぼ3°の角度でウエイトは移動します。

つまり、ほんの少しの傾きで、滑らかにウエイトが移動するのです。

この3°というのはLBOの性能を解析した時のデータであり、裏話としてはキャストからの着水の衝撃で、着水と同時のタイミングでウエイトが最後部からアクション位置に移動しています。

 

つまり、今までの重心移動よりも、異常に滑らかにウエイトが動くのです。

 

ゆえに、飛距離はもちろんのこと、アクションの立ち上がりも抜群で、着水からの巻き始めからアクションし始めるのがLBOの特徴でもあります。

 

次回は、ELBOのボディ形状のお話です。つづく

※画像はブログ用の参考資料であり、製品とは異なる場合があります。