3タイプのX-80SWを使い分ける! | Megabass-メガバス

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3タイプのX-80SWを使い分ける!

みなさんこんにちは!
東京湾奥エリアの加藤です。
 
4月に入った東京は暖かい日が増えました。
しかし、まだまだ肌寒い日もあり正に三寒四温の春といった感じです。
 
3月後半の東京では暖かい日の連続から、日中に都心部で雪やアラレが降るという急激な寒の戻りがありました。
そんな厳寒季並の寒さに戻った週末の東京湾で、シーバスのワンナイトトーナメントである『TSST(東京ショアシーバストーナメント)』の2019年 第1戦が開催されました。
 

このTSSTは20年以上の歴史があり、激戦区の東京湾シーバスエキスパートや実力派のプロアングラーを多く輩出している大会でもあります。
 
 
大会ルールを簡単に説明すると、東京湾及び、そこに流入する河川で、陸っぱり(ウエーディング可)から狙うシーバス3本の総全長を競うワンナイトの大会で年間4戦のシリーズ戦です。
 
キーパーサイズを3本揃える事で上位入賞の可能性が上がりますが、その中でもサイズを出さなければならない。
しかし、サイズ狙いにこだわり過ぎると3本揃えるのが難しくなるため、当日の状況判断やポイントの素早い見極めも重要になります。
 
そして、大会の開会式が21時スタートなので、釣り場へ向かう頃には一級ポイントはほぼ先行者(一般アングラー)で埋め尽くされているという悩ましい大会でもあります。
 
 
季節的に日によって大きくコンディションが変化しがちなので、今回はしっかりとプラを行い時間別に狙えるポイントや、狙いをハズシてしまった場合のフォローのポイントをいくつか用意して万全の状態で挑むつもりでもいました。
 
しかし、大会1週間前に体調を崩し全く釣りには出られずぶっつけ本番。
 
結局はいつも通り、ラン&ガンで本番中に魚を探すという厳しい展開に。
 
 
 
体調不良と戦いつつ、ベイトの存在も確認できない厳しい条件のポイントばかりでしたが、なんとか5本のシーバスをキャッチする事ができました。
 
ウェイインした3本のシーバスを獲ったヒットルアーは3タイプのX-80SWシリーズ
 
 
1本目は59cm。
 
ポイントは、立ち位置から数10mは1m以浅のシャローが続き、フルキャストした周辺にブレイクがあるという地形。そのブレイクのショルダーラインで喰わせる作戦。
 
チャンスはブレイクショルダーを抜ける一瞬です。
 
流れの全くない状況なのでシンペンでレンジコントロールするのは容易ではなく、また早い段階でキーパーサイズを獲っておかなければ上げ潮で魚を見つけられなければ大会としては致命的なので、無駄打ちはせず一気に勝負する為にX-80SW LBO Shallowを選択。
 

 
スコーンと気持ちよく跳んでいくX-80SW LBO Shallowが着水したのはブレイクのおおよそ10m先。
 
カウントダウンで沈めてからスローに巻いた2投目にゴンッと明確なバイト。
 
狙い通りにブレイクのショルダースレスレをかすめる様に通過した瞬間のバイトでした。
 

  
 
 
 
2本目をキャッチしたポイントは約30m先に小さな明暗のある水深3~4mのポイント。
 
X-80 MAGNUMを明暗の奥、暗部に着水させて数秒カウントダウン。
 

 
ウエイトを戻してスロー引き。
小魚がチェイスしてきたシーバスの気配に気付いて逃げる始める様子をイメージし、明部に出る時には気持ち早巻きになるようスピードを調節。
 
明部に出た辺りで、一瞬ロッド操作に小さな変化を与えてルアーをフラつかせた瞬間にドスンッとヒット!
 

65cm

 
 
 
 
3本目は、壁際に着く個体狙い。
 
X-80SWを壁ギリギリにキャストしてカウントダウン。
 

 
ユルユルとスローに巻きつつ、途中でカツンッと一発ラトル音を鳴らす為に強目のショートトゥイッチを入れる。
一瞬間を置いて下からコツンと小さなバイトにアワセを入れてヒット。
 

48cm

 
 
ウェイインしたシーバス3本のサイズこそ満足できる大きさではありませんでしたが、ベイトの有無が確認できない状況で、流れやあまり潮の動かない各ポイント、3つのX-80SWのそれぞれの個性を活かしたヒットパターンを用いて、多くの参加者が苦戦したタフコンディションの東京湾奥でキーパサイズ4本という釣果を上げることができました。
 
 
結果は、前年の第1戦に続き2019年の第1戦も優勝!
 

 
また、朝方は車のフロントガラスが凍ってしまうほど冷え込む東京湾奥でしたが、Tiグローブの保温力は集中力を切らす事なく僕の釣りをサポートしてくれました。
 

 
日中は暖かい日が増えましたが、深夜の釣りではまだまだ活躍してくれそうです。