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JB TOP50 第3戦SDG Marineカップ

JBTOP50プロシリーズは遠賀川で行われた第1戦のあと、第2戦が再び延期となり、
飛んで第3戦SDG Marineカップが7月2~4日に北浦で開催された。

 

小森嗣彦

 

私にとって北浦戦は大きなアドバンテージがある。過去2回の優勝、そして7割を超える表彰台率、15位までの入賞はまず外した記憶がない、最も得意としているトーナメントフィールドである。なぜこのフィールドが得意かと聞かれると、北浦や霞ケ浦は広大なエリアを広く使う「ラン&ガン」戦略がとても有効で、普段の釣行ではハードベイトへの反応もとてもよく、バスからのレスポンスが良い素直なフィールドなゆえ、プラクティスから戦略が組みやすいことが私の中では挙げられる。

 

 

その北浦も2年前の台風以降、少し厳しい状況が続いている。決してバスがいなくなったわけではないのだが、大雨時の水門開放によりシーバスなどの魚種が増え、おそらくバスのエリアを奪っていったのだと考えられる。
その証拠に今回もプラクティスへ入った初めの頃は、この時期定番となる沖の1.5mハードボトムを中心に狙ったのだが、バスの反応はなく代わりにシーバスがよくヒットした。そのことを踏まえプラクティスの中盤からはおそらくバスが追いやられているであろう水深50㎝程の超激浅シャローを中心に狙い、グッドサイズのバスが釣れるようになった。

その超激浅シャロー。バスボートが侵入できないようなところが多い。そのためアプローチにはロングキャストが求められた。ボトムはできるだけ石などが多いところがよく、こういったエリアでは北浦、霞ケ浦の水質とはいえトップウオーターが有効である。

私がプラクティスでたどり着いたルアーはDOG-X SPEED SLIDEだった。

 

 

飛距離を狙うならばDIAMANTEの方がよいのだが、今の時期バスがこの激浅シャローで食べているベイトは体長5㎝程のイナッコやレンギョの稚魚、もしくは体の大きさが7㎝程の手長エビ。バイトを確実にものにするならルアーサイズを少し下げたほうが良い。またこの水系で絶大な実績のあるPOPXもプラクティスで導入しバスをキャッチできたが、今回は少しスピードがキモだと感じた。

 

 

激浅シャローに関しては葦が生えているようなところは多くの選手が目をつけるため、私は見落とされがちなただの浅いハードボトムのローテーションを考えた。こういったエリアは特にエビよりもベイトフィッシュがメインとなっており、スピードのあるアクションが有効だったのだ。DOG-X SPEED SLIDEはプラクティスで他の選手が苦戦する中、驚くほどの釣果であった。アクションはリズムの良いドッグ&ウォーク。時折ストップを入れてやってもよい。ボトムに石などが薄っすら見えているシャローを1m程切ったらピックアップしてキャストを繰り返すという使い方だった。

 

小森 嗣彦

 

こうして順調に直前のプラクティスまで北浦本湖の激浅超シャローハードボトムでバスを見つけていたのだが、7月に入ったタイミングで天候が大きく悪化し、試合直前から北浦は大増水に見舞われることとなった。

増水傾向なので超激浅シャロー戦略という点は変わりなかったのだが、ショアサイドのカバーが浸水し、バスはそっちは動いてしまったため、トップウォーター戦略は不発になってしまった。私は戦略をカバー撃ちに切り替え、初日が2158g15位、そこから少しずつ順位を上げ、2日目1318g7位、決勝9位、トータル8位で第3戦を終えた。

初日にもう少しウエイトを稼げておけばと少し悔いの残る試合となったが、シリーズタイトル争いでは2位と1つ順位を上げることができた。

 

小森 嗣彦

 

小森 嗣彦

 

4度目のシリーズチャンピオンへ向けてあと3試合、残りのゲームもしっかりと頑張っていきたい。