キセキの生還?&満員御礼!ロシアのみなさんスパシーバ!!YUKI ITO WORLD TOUR IN ロシア!
近くて遠い国、ロシアに行ってまいりましたが、帰ってきたら日本は梅雨明け。寒暖の差に慣れず鼻風邪をひいちまいました。現地は、朝晩は日本の4月上旬くらいの気候で日中は暑さも感じるんですが、やはり緯度の関係でこの時期のロシア、過ごしやすかったです。
現地国営放送のTVクルーが、かの有名なクレムリンを背景に魚を釣ってくれと、現地到着早々、あり得ないミッションが飛ぶ!!さすがロシア?と驚愕しつつ、クレムリンを背景に魚を釣り上げるってことは、赤の広場のすぐ横を流れているモスクワリバー(皇居のお堀に充当する場所)で魚を釣れってことですか?
「ここで釣りやっていいんですかね?」
英語で懸命に確認するも、どうやら英語はまったく通じないようでして、カタコトのロシア語単語を並べてわが身の安全を確認するも、「なぜ、YUKI ITOは、クレムリン(日本でいったら皇居でっせ)と赤の広場で魚を釣ろうとしないのか?」と不信がるばかり。どうやら・・・コンプライアンスという概念そのものが随分違うみたいで、とにかく魚を釣らなきゃならない企画であることを把握。
ロシア人撮影クルーから、現地で大人気のロッド「ブリザード」を早々に手渡され、ロシア警察のパトカーに見守られ、とにかく釣りました。
アスプとかウォールアイって魚なんですが、日本でいうところのゴリ科のハゼとセイゴってやつですね。ルアーは、礁楽JAKOとロッキーフライ。運が良かったのか入れ食い状態でした。ていうか、ここで日本人が釣りの撮影をしてること自体、モスクワ市民にとってもインパクトだったみたいで、道行くモスクワ市民の足を止め随分好奇の目で見られてしまいました。旧ソ連時代だったら到底考えらないこと。
あとで判ったことですが、モスクワのネットメディアの要請によるロシア国内に向けた「ストリートフィッシングのPR」ということだったらしく、めっちゃキンチョーしましたが、楽しかったです。
クレムリンでは、ロシアの歴史博物館みたいな武器庫に案内していただきまして、重厚な宝飾技術に感銘を受けました。なんで武器庫?に案内されたのかはナゾですが、ウチはARMSとかDESTROYERとかいう過激な製品があるので、「ロシアの歴史的兵器も学び、ロシア向けの釣り具デザインにフィードバックしたまえ!」っていうメッセージだったのかもしれない。とにかく別の星に来たのかと思うくらいのインパクトの嵐。
現地では英語でのコミュニケーションがほぼ難しいことがわかり、サハリンから急きょ飛んできてくれたカニ漁船員のヒョードルさんによるロシア語通訳のお蔭で、日常生活はあれこれ助かりました。ヒョードルさんは、魚釣りはしないものの、カニ獲ってるから、魚のこともイメージできるだろって軽いノリで受けていただきましたが、あれこれ互いのリアクションから釣りの共通言語に翻訳して互いの意思をイメージし合う、というウルトラ原始的なやりとりで、結果的には、ロシアメディアの取材と撮影をこなし、おまけに講演までこなしてしまったという・・・ぶっちゃけ、なんとかなってしまったという、奇跡の日本生還!!を果たしました。
モスクワ講演では、びっくりするほどの多くのロシアンアングラーの方々をはじめ、隣国の東欧諸国のアングラーやトルコからもお客さんが来ていただき、感謝・感激・感無量!です。
現地では、ザンダー、パイク、ウォールアイ、多種多様なパーチなど、ゲームフィッシュが多彩で素晴らしいフィールドが沢山あります。こちとら、身振り手振り、辞書片手にカタコトのロシア語に英語を混ぜ込んで、熱気にかまけてなぜだか遠州弁?まで飛び出し、一瞬自分が何人なのか判らなくなりながら、お互い「アツい想い」だけは伝わったようでして、大いに会場は盛り上がりました。スパシーバ!!
ということで、ロシアからキセキの生還早々、今週末の7月25日「メガバス大阪ギャラリー・ARMSスーパーレジェーラ特別内覧会」のテクニカルプレゼンに出席することになりました。
会場では、ファクトリーコンシェルジュもおりますので、深いお話も出来るかと思います。
ふるってご参加くださいね!!!