
こんにちは!メガバス・スタッフの中澤です。
9月も半ばとなり、いよいよ渓流トラウトシーズンも最終盤。残り少ない漁期を名残惜しむように山中を彷徨っております。
季節の訪れが、ちょっぴり早い山の奥は既に肌寒く、木々の間から差し込む陽射しのパワーも確実に緩みだしており、なんとも言えない物悲しさというか・・・
夏には無い「落ち着き」が漂い始めております。

この日は、昔良い思いをした川を久々に訪れてみたのですが、以前より水量は少ない印象で、タイミング的に雨後でもなかった為、なかなかタフな状況でありました。
実釣開始からすぐに感じたのは明確な魚影の減少で、かつてのイメージからすれば「雲泥の差」といった感触・・・。
良ポイントであればあるほど魚影が見られなかったことから、釣り人の影響が強く勘ぐられまして・・・
間もなく川を遡行途中に、「焚き火跡」や「剥がれたウェーダーソール」も目に入ったことから、夏休みの間に人が入り、大分叩かれたのであろう感触は感じとれました。

そして魚影の減少以上に違和感を覚えたのは、ルアーへの反応で・・・
気取られずにキャストしたはずのミノーに対して興味を示さず、むしろ一目散に逃げ出すような魚が結構な確率で見られたこと。
当初はカラーチョイスで何とか懐柔できないかと思い、GH51 HUMPBACK を忙しくカラーチェンジして試してみたのですが、ゴールド系やチャート系といった派手目なカラーは明確に嫌われ、ナチュラル系カラーだとなんぼか反応してくれる感じでして・・・
ならばと、シルエットもひと回り小さくした GH46 HUMPBACK のナチュラルカラー( LZ ハイランド・ワカサギⅡ )を投入してみたのですが・・・
魚側の極端な警戒は感じなくなりましたが、明確に好反応といった感触もなく・・・反応は安定しません。(苦笑)
いまひとつ、しっくりこない感覚ではありましたが、それでも現状最善の選択だと考え、しばしキャストを続けながら遡行していたのですが・・・しばらくして、ふと気づきます。
キャストを重ね、徐々にルアーウェイトに慣れ、キャスト精度が増し始めた所、魚の反応が良くなりだしている!?
無論、キャスト精度が上がるのは、「釣り」には常にプラスに働くだろうと当然思われるわけですが・・・キャスト位置の精度というよりは、とりわけ、静かに水面に馴染むように丁寧に着水させられた際の魚の反応に明確な違いが感じとれました。

この日の魚達は雨後でもない為、「落ち込み直下の泡下」のような場所に特には偏在しておらず、平和に「淵の尻」に佇んでいたり、イワナらしく岩陰の下に隠れ潜んでいるゲースが多かったのですが、
GH51 ハンプバック(勿論 LZ ハイランド・ワカサギⅡ)を「ポチャン♪」と飛沫を上げつつ着水させるような「雑なアプローチ」には反応皆無で、着水音を抑えた丁寧なキャストでさえ、ほぼ警戒という感じで・・・
対して GH46 ハンプバック の「丁寧な着水」に関しては躊躇なくチェイスに入ったり、岩陰からダッシュでバイトに向かったりする場面が見られまして・・・
考えるに、どうやらルアーの着水の音であったり水飛沫であったり、着水時の「質感のようなモノ」を魚側がかなり吟味しているような印象!?
そこからは可能な限りアプローチ、とりわけ「着水」に神経を尖らせ・・・
絶対に大袈裟にならぬよう、低いキャスト軌道と丁寧なサミングを心がけ、GH46 HUMPBACK を静か〜に撃ち込んでいくと・・・
夏の間に叩かれて、生命感が無くなっているかに思われた良ポイントの岩陰から
隠れ潜んでいた尺サイズのイワナが飛び出してきたり・・・(笑)
はたまた、平和に日の当たる渕尻でまどろみ泳いでいる魚影の視線の先に、GH46 ハンプバック を静か〜に撃ち込み、ワン・トゥイッチで踊らせ漂わせてみたところ・・・
躊躇のない猛ダッシュで突っ込むようにバイトする良型の岩魚が釣れてみたりして♪(笑)
最終的には、確実に叩かれ尽くされているであろうと思われた魚止めの淵で、丁寧な着水アプローチからの連射トゥイッチで表層付近を蠢き踊らせた GH46 ハンプバックに、水底の暗がりから水面に飛び出すように尺イワナがバイトしてきたりもしまして・・・(笑)
振り返ると、なかなか悪くない釣果になったのでした♪

魚影は薄くなり、警戒心はマシマシで、釣り場の変化を如実に感じる釣りではありましたが・・・
上記の通り、今回の釣行でキモとなったのは、ルアー着水時の「音」であったり、「飛沫」であったり、言うなれば、それらを一体として含む「モノが落下し、着水した時の質感」の差異にあると思われ・・・
時に「小枝」であったり、「葉っぱ」であったり、「昆虫」であったり、はたまた釣り人の投げる「ミノー」であったりと・・・様々な物が日々渓流の水面に落下する中で、ある種渓流ミノーイング界隈でスタンダード的に重用される5g前後のヘビーシンキングミノーが、その似かよった重量感や比重感がもたらす着水の質感(=印象)を魚に学習され、警戒されている可能性を感じました。
同様に丁寧な着水を心がけても、51mm・5.1gの ハンプバッ クの着水ではキッチリ警戒され、46mm・4gの ハンプバック の着水なら許容されるという、1.1gの重量差と全長5mmの違いによるルアーのボリューム感の差で生じている着水の印象の違い・・・
小さな淵の連続で構成される渓流という釣り場・・・
魚達にしたら、己が占拠して巣くっている狭いテリトリー(=淵)へ落水・流下してくるモノ(=餌)は、常に全神経を注いで注視し、学習し、判別するだけの価値のあるものだと思えます。
釣り人の想定よりも、魚にとって「着水」の重要度はかなり高い・・・
釣り人側も、魚に負けじと丁寧に繊細に神経を注いだキャストをせねばなりませんね!

リール:2000番
ライン:PE 0.6号 + ナイロン 8lb
ルアー:GH46 HUMPBACK(LZ HIGHLAND WAKASAGI Ⅱ)







