太陽ハ偉大ナリ 〜 GH HUMPBACK 〜 | Megabass-メガバス

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太陽ハ偉大ナリ 〜 GH HUMPBACK 〜

こんにちは、メガバススタッフの中澤新一郎です。

全国的にも異常な夏日となった4月の日曜日。気温の高さに誘われて、タイミング的には早かったのだけれども、馴染みの雑木林へワラビの様子を見にいってみた。いざ現着してみれば、標高の高い山間部は、やっぱりまだまだヒンヤリとした空気漂う早春感満載で・・・
それでも、生い茂る木々の葉の間に差し込んだ陽が当たっているスポットを意識して、ついばむように探索することで、ちょっぴり生育の良いワラビを掻き集め、なんとか収穫を得た。

それから数日後・・・続く暖かな陽気に誘われて、こちらも少し気が早いとは思ったのだが、山奥の渓の様子を見に行ってみた。
山奥深くの此の川も、やっぱり春の訪れは遅いらしく、なんぼか木々に緑が添えられ始めた程度で・・・。
昨年から降雨・降雪の少なかった川は極端に水量少なく、雪解け水でもなかろうに、早朝の冷え込みにより水温もかなり低い感じだった。

此の日使用したルアーは、山奥の渓流にてイワナの期待しかない為、私寵愛する GH HUMPBACK シリーズの タクミイワナカラー!
基本的に河川状況が「水量少な」で浅いのと、たまに見かける「ちょっぴり深度がある淵」の期待度が高いので、46サイズ51サイズの両者を、折々で細かく取捨選択するわけだが、
ハンプバック の後方重心による「キャストのし易さ」は、 初投でほぼ勝負が決まる渓流の釣りにおいては、とても重要であり効果的!
カラー選択に関して言えば、盛期の源流域であれば明確に派手な キンクロ でいくところだが、まだまだ活性の低い時期なので様子見がてらに、少し抑えた タクミイワナ といった感じ。
まあ、でも・・・派手過ぎず、地味過ぎない絶妙な存在感の万能カラーなので、岩魚相手には基本的に激オススメ!(笑)

さて実釣開始し川を遡行しながら、目ぼしいポイントに ハンプバック を撃ち込んでいくのだが、なかなかに魚の反応は鈍く、時折小さな岩陰に潜んでいた20cmに満たない幼魚が興味津々で、踊る HUMPBACK に近づいてきてアタックしてくる程度・・・
時期的にも、極端に水量の少ない今年の状況的にも、それなりに「まとまった水量のある淵」しか期待できないと考え至り・・・
良さげな淵で、とりわけ岩魚の潜める「できるだけ奥深い」岩陰を有する淵を意識して丁寧に釣ってみる。

そんな感じで岩陰に GH 46 HUMPBACK をネジ込むこと5投目。
白泡に邪魔されて魚側のルアー発見が遅れるといった事もあろうかと思うが、岩陰奥に流れる落ち込みの流れに ハンプバックを乗せて、泡に揉まれながら蠢いてアピールするイメージで、根掛からないことを祈りながらスローにタダ巻いてみたところ、突如ラインの先に生命感が生じ・・・25cmほどの良型の岩魚が岩陰の奥から姿を現しました!

と・・・まあ思惑通りの反応は嬉しいものですが、改めて魚側の反応の「スローさ」が確認されたことで、厳しい遡行になることが予想され、なんだか足取りが重くなる・・・(苦笑)

そうしてポツポツと目ぼしい淵を叩きながら遡行すること1時間ほど、だいぶ山奥に入り込んでおりますが、時刻は正午程になっておりました。
私は、ひとつ落差のある大きな滝を乗り越えたところで、一休みがてら立ち止まり、辺りを見渡したのですが、なんとなしに此の場所は雰囲気が明るかった。
少し森が開けているのは勿論ですが、曲がりくねった川が、此の場所はモロに南面に向いているらしく、正午近くで高く登ったお日様の光がサンサンと沢全体に降り注いでいる感じで、実際漂う空気も暖かかった。

明るい雰囲気というのも、陽の光だけでなく、明らかに此処まで登ってきた下流域よりも木々の葉に緑が多く、足元の地面にも此処まで見られなかった緑が点々と生い茂り始めており、明確な日当たりの良さ、環境の良さが感じられる。
そう・・・下流域よりも、標高高い上流域にある此の場所のほうが、開けた南面に位置していることで長時間お日様の恩恵を受けるらしく、明確に暖かかった。
さすれば、なんとなく期待を抱きつつ、そっと川に近づき岩陰から川面を覗いて見たところ・・・暖かな日差しの差し込む明るい浅瀬に20cm強の魚がユラユラと平和に泳いでいる!?
下流域との、あまりの状況の違いに驚かされます。

そうして見かけた目ぼしい淵に、気配を察知されぬよう遠目から GH46ハンプバック を撃ち込み、ごくごく普通にトゥイッチで踊らせながら、流れを下らせてみたところ・・・
落ち込みの泡の中から魚影が走り・・・
30cm弱の良型イワナが GH46に絡みつくようにバイト!!
嗚呼・・・此処までの道中が嘘のような高活性!(笑)

南面を向いた、このセクションのドン詰まりに辿り着いた滝下の淵。
十分な水量、十分な水深、豊富な物陰・・・そして十二分に降り注いでいる太陽光。
期待しかない状況に、ポイントに合わせ、ここではちょっぴり重めの GH51ハンプバック を選択。
活性は十分であることは承知済み。あとはキャストをミスらず、警戒される前に一撃で仕留める為、何処から岩魚が飛び出して来てもバイト時間が十分取れるように、ロングトレースの対角一線でキャスト!
最奥の壁際に落とした GH51 HUMPBACK を適度に水に馴染ませつつ、滝の落ち込みが作る白泡の消えかける先端部をかすめるように、淵の真ん中をこれ見よがしに踊らせながら通したところ・・・
ちょうど淵の真ん中辺りで、下流側の岩下から魚影が走り、問答無用のスピードバイト!!

ロッド(GH57-3LS ウィップトゥイッチ)に伝わる今日一番の激しい生命感の躍動に感激しつつ、そっと浅瀬に誘えば、釣れたのはジャスト30cmの綺麗な尺イワナ!
遅い山奥の春の中で、既に十分に健康的な体躯を保っているのは、この南面で住環境の良いセクションの、最も美味しい滝壺直下の住処を占有している結果なのでしょう。

此の後・・・尺岩魚の登場で一気に気持ちは盛り上がり、意気揚々と再び滝を乗り越え、更なる上流域へ歩を進めたのですが、此処から上流は再び沢が深くなり、すっかり日当たりが悪くなるらしく、冷えた空気と共に、途端に魚の反応も薄くなったのでした・・・(苦笑)

今回の釣行でもっとも重要だったのは、言わずもがな「水温の上昇」であり、其れ即ち「陽の光」の存在であり・・・
「キャストの精度」・「魅力的なミノーアクション」・「効果的なフラッシングの有無」等といった釣り人側が、磨いたり、工夫したり、試行錯誤したりする部分よりも、もっと根本的な話として「魚のご機嫌の良さ」を左右するものの存在と、その重要性。

陽の当たる明るい浅瀬を、優雅に泳ぐ岩魚の姿を見た時、雑木林の中に差し込む陽射しの先のスポットにポツリ・ポツリと生えた、先日のワラビの姿が思い出されました。

心底感じます・・・太陽ハ偉大ナリ。

さて・・・まもなく始まるゴールデンウィークの頃には、全国的に気温も安定して高まって過ごし易い陽気となり、天気さえ良ければ「釣り」には絶好で、此の日の釣行時よりも期待度は高い状況が見込めるでしょう!
渓流に関して言えば、新緑のこのタイミングに合わせ、各地漁協による魚の放流等も行われることが多く、魚に触れ易い絶好のタイミングかと思います。

ぜひ山に足を運び、瑞々しい緑に囲まれた森の中で、澄んだ水の流れに隠れ潜む元気な渓流魚と遊んでみては如何でしょうか?
尚、その際のお供には 是非 私オススメの GH HUMPBACKシリーズ を!
太陽の恩恵を賜って、煌めきながら水中を蠢き誘う ハンプバック は優秀ですから!

【使用タックル】

ロッド : GH57-3LS WhipTwich573
リール : 2000番
ライン : PE 0.6号 + ナイロン5lb
ルアー:GH46 HUMPBACK  ( TAKUMI IWANA )
   GH51 HUMPBACK  ( TAKUMI IWANA )