ラテス炸裂 ! 深夜の連発劇 ! !

秋の日は釣瓶落とし…
あっという間に日は暮れ、いよいよ暗い世界の到来。
薄く北風の吹く、人気のない河原。
国道1号線を走る車の走行音とたまに聞こえるクラクションが寂しさをまぎらわせてくれる。

期待を込めた夕マズメを外してから数時間…
いい感じに潮が引き、川の流れが効きはじめる。
私は仕切りなおしに、あらためて流れを水面から探りはじようと、トップ系のルアーをチョイス。

「 XLUSH（F） でいこうか、それとも ラテス でいこうか … 」

しばし迷ったあげく、ポーズしても水平姿勢をとっていられる LATES を選択 !

ちなみに今回使用の ラテス はSW仕様の川鱸スペシャルでは無く、バス用のラトルインのもの。
以前のブログでご紹介したが、私は数年前実兄に、ここ富士川にてラテス（ バス用ラトルインタイプ ） と
ラテスSW （ サイレント仕様・川鱸スペシャル ） で対決し、完敗した（ 過去ブログ参照 ）経験から、
以来バス用のラテスを使用。
もっとも基本的には相変わらず対シーバスにはノンラトルを信奉しており、
やっぱりラトリン好きではない … （ 笑 ）

そんな感じではあるが、私は LATES をややアップクロスに投げ、流れになじませ、ルアーを流していく。
U字を描きつつ、水面を泳ぐ ラテス 。流れの中でグリグリとロールし、心地よい挙動が手元に伝わる。
そしていよいよ流芯を抜け LATES のロールアクションが緩んだ時だった …

『 ジ・ジジーーーーーーーーーーーーー ! ! ! 』

前触れも無く、GAUS 30X のドラグが起動 !
すかさずスプールを抑えて抵抗を与えると、いよいよ暴れだし魚の生命感が伝わる !
しばし魚を泳がせ、ポイントの瀬から離した上で、プロトロッドのパワーで一気に寄せてランディング !

ラテス を瀬から落ちる鮎と勘違いしてくれたのだろうか ?
なかなかのひきを魅せたスズキ君。

「いよいよ時合が到来か？」と少し期待を持って続く2投目。
同様に流れに LATES を流し、流芯を横切らせ、抜けた瞬間 …

『 ゴォバババ ! ! 』

いきなりのエラ荒い …。アワセをくれる間も無く、勝手にフックアップし暴れている … （ 汗 ）
またもや急いでスプールを抑えつつ、追いアワセをくれ、
手早くロッドパワーで流れから引き剥がし、ランディング !
今度はポッテリ太ったスズキ君。

「 うう ・・・ 楽しい ! ! （ 笑 ） 」

群れでいるのだろうか ?
続けざまの3投目。
またまた同様にコースを取り、月明かりに照らされつつ、流芯を横切りながら
ローリングアクションで水面を攪拌している ラテス に …

『 ボォフ ! ! 』

今度は水柱が上がり、即時ドラグ作動 ! !
LATES をハーモニカ食いする食いしん坊君。

まだいけるか ? とさらに続ける4投目。
飽きもせず同様にライン取りし、LATES をゆっくりとリトリーブしていると …

『 ジーーーーーーーーーーーーーー ! ! ! スン ? 』

「 抜けた … 」

回収した ラテス のフックをチェックし、再び投げる5投目。
またまた、じっくりと　LATES を泳がせていると …

『 ゴゴン ! ! ジーーーーーーーーーーーーーー ! ! ! スン ? ? 』

「 またもや抜けた … 」

バラシで魚が散ったのか、警戒心を与えてしまったのか、ここでしばし魚からの反応が無くなった為、
一時ポイントを休ませ、ついでに車に戻りテストロッドをワンパワー落としたものへとチェンジ !
乗せ重視のセッティングに変えて再戦してみることに。

タックルを変え、再びポイントに立つと、いよいよ干潮近く、
しばし休ませた流れは絞られ、勢いを増して流れている。

再び先刻と同様のトレースコースで ラテス をリトリーブ !
勢いを増した流れを横切るラテスのラトル音を 「 カラカラ 」 と聞いていると …

『 ゴン ! ! 』

再びバイト ! !

フックも抜けることなく無事キャッチ !

続く2投目。
流芯を抜け、反転流あたりを、デッドスローリトリーブで漂う ラテス に …

『 パシュ ! ! 』

飛沫があがり、ファイト開始 ! !

続く3投目。
やはり流芯を抜けた緩流地帯でバイト! !

明らかに魚のサイズが落ちてきた …。
いよいよ群れの終盤？エンディングが近いのだろうか ?

ふと一息つき、今晩の功労者、「流れの中から、次々と魚を引き出す ローラーベイト」 をまじまじと眺め、
深夜の河原で、改めて LATES に感動 ! !

「 う～ん … ラトルサウンド … 釣れますな … （ 笑 ） 」

＊ この話のつづきは次回のブログにて !

今回の使用タックル