Megabass JAPAN QUALITY

  • EN
  • CN
HOME > MEGABASS Technologies > MEGABASS Engineering Team Blog Vol.133

MEGABASS Engineering Team Blog Vol.133

back

team_blog_banner

 

史上最強の羽! i-WING
PART2

 

前回はR.A.B.(ラダー・アクション・バランサー)をはじめ、i-WINGの動きを左右する主要な仕掛けを中心に書きましたが、今回は各部のデザインについてです。まずは羽モノの核心、ウィングからご説明しましょう。

 

ウィングはジュラルミン製で横に長い設計

実はこのウィング、素材だけでもアルミ、ジュラルミン、ステンレスの3種類を試し、ボディの浮力との関係や音、強度などあらゆる面でテストをしました。その結果ステンレスは強いけれど重すぎる、アルミは軽いけれど変形しやすく摩耗が早い。ジュラルミンはアルミの軽さでステンレスの強度があり、羽の素材として理想的です。コスト的には高価になりますが、ここはジュラルミンを譲れませんでした。

 

次に羽の形状ですが、最初は別のルアー用に試作した短いウィングをテープでつなぎ合わせるなどして、最適な長さや形状を探っていました。この羽の最適形状を見出すだけでもかなりの試行錯誤が必要でした。

 

 

羽に関しては重要ポイントがいくつかありますが、まず高さ(羽の幅)を広げないことが絶対条件でした。高さがあるということは、その分ボディを大きくクロールさせないと水が逃げないため、動かすのに相当の力を必要とします。しかし羽の幅を抑えたまま横に長くすると、軽い力でゆっくり引いても水を捉えて動かすことができるのです。

 

羽は上部が蓋のように折り曲げられていますが、水に入るときはまずまっすぐの面から入り、そのあと上面の蓋が水を囲う形になって良い音を出します。しかも水を抑え過ぎず、逃がし過ぎない。これも重要な要素です。

 

裏話をすると、実はこの羽は、より水をひっかくように上下逆に付けたバージョンも試してみました。その結果これにはこれのメリットもありましたが、水を受けすぎる点がNG。水を受けすぎるとつんのめるような動きになってしまいます。製品は私たちが検証をした中でのベストなセッティングになっていますが、ユーザーの皆さんが羽をあえて逆向きに付けてみるなど、違った使い方をするためのチューンの自由度があることは否定しません。

 

またi-WINGでは羽を止める土台のパーツにステンレスを採用し、羽もステイも強度抜群。これは納得してもらえる性能だと思います。

 

 

 

ジョイントボディの効果

i-WINGのボディ形状は最終的にジョイントタイプになりました。当初はストレートのボディも試しましたが理想の動きが出ず、伊東社長に相談したところ「舵を切り、バランサーの役目をさせる意味でのジョイントにしたらどうか。そのためにはボディの真ん中で切るのではなく、VATALIONシリーズで効果を実証した、後方を小さくした斜めのカットが良い」との助言があり、それに従って試作したところ最初のプロトで求めるアクションをほぼ出すことができました。

 

 

すでに結果を出していたバタリオン。
ジョイントボディはこのときの経験が活きた。

 

ジョイントボディにすることで、ずっと少ない力で動かすことが可能になりました。使ってみるとリアボディが余分な力を逃がし、なおかつ動きを均等に振り分けてバランスをとってくれていることを実感できるでしょう。またジョイントの後部を小さくすることはフロントボディの容積を大きくとることにつながり、R.A.B.の反響音がより大きくなるメリットもあります。

 

ボディの形状についてはもうひとつこだわったことがあります。おなかの下面をフラットにしたことです。これには水の吸い付きを良くして、速く巻いたときに飛び出しにくくしたいということと、おなかの下部とサイドで水を押したいという狙いがありました。

 

 

羽を取り付ける面も何度か試行錯誤したところですね。ボディの側面がフラットなほうがパーツを取り付けやすいことは言うまでもありませんが、かといって機械的になりすぎず、メガバスらしい生命感も出したい。その形状で違和感なく羽を水平に取り付けるためのデザインも工夫しました。

 

 

 

 

フェイスデザインではアイを咥えた半開きの口が特徴的です。これは意匠と動きの両面から詰めていった結果です。アイの位置一つにしてもいろいろな意見が出ましたが、最終的にデザインとしてきれいにまとまり、なおかついい動きを出せる角度に落ち着きました。

 

 

メガバスが送る「史上最強の羽」。いかがでしたか? 静かな水面での超低速リトリーブはもちろん、リアクションで喰わすなどちょっと違った使い方も可能で、今までの羽モノに反応しなかった魚が釣れる可能性が高いルアーです。何をやっても釣れなかった野池で帰りがけに羽モノを投げたら釣れたということもままあるので、大きさに惑わされず投げてみてください。

 

 

>>> i-WING135 Products page

 

 

 

TOPへ