THE MEGABASS HISTORY VOL.2 「ARMS SUPER LEGGERA」 COUNT DOWN!!

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■無重力?フォーリングする次世代ジグ、ZERO-HURRYの威力に感涙していたところ、いよいよI-JACKの最終仕様が確定できた。かつてフィッシュアローさんとコラボIT-JACKはジョイントボディだったが、I-JACKはシングルボディ。IT-JACKはウッド製のジョイント部分がアクション時に噛み合って起こすアタックサウンドが、まるで木魚を叩いているかのような、ポクポクポク・・・というまろやかな音質で、これが実に効果的だった。ROD&REELの取材時、まだ2月下旬だというのにいきなり50アップが釣れて同行記者を驚かせたものだ。

一方、最新のI-JACKは、ボディ内にRAB(ラダーアクションバランサー)システムPAT.Pを搭載し、舵の先に装着されたバランサーウエイトがボディの内壁を叩き、まろやかな木魚サウンドを発生させるという仕組み。

 

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ウエイトの舵切り動作と相まって、スクリュードライブ(猛烈なローリングアクション)しながら、表層を撹拌し、水面をウルトラデッドスローに引くウエイクベイトの釣りから、スピナベでは不可能だった超速引きによる水面直下のレベルローリング(水面直下の一定層をハイピッチでローリングさせながら泳ぎ切ること)ができる、新機軸ルアー。いままでになかったタイプのカテゴリーということもあって、好ご期待!!PROPDARTER,ONETEN,POPMAX,I-SLIDE、I-BLASTに続く、アイティオーエンジニアリング渾身の作である。

 

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○さて、そんなアイティオーエンジニアリングが作るロッド、ARMSのヒストリー。オリジナルARMSは、21年の時を経てARMSコンプリートとして蘇り、やがてメガバスの次期デストロイヤー(X7)開発にフィードバックできる技術開発に取り組むことになった。

そこで、素材メーカーとの共同開発によって誕生したのが、YOLOYマテリアルによる7軸構造理論だ。グラファイト繊維の軸を作ってチューブラーブランクを作ったのち、これらを保護した上で横軸の剛性を高めるという、特殊素材をマイクロピッチで巻き上げる。これがYOLOY。

 

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○「YOLOYブランク」は、ARMSコンプリートのワンメイクWEBトーナメント参戦者用にと、エクスクルーシブで限定生産したチャレンジカップ参戦ロッド、「ARMSチャレンジ」に試験的に採用した。初代ARMS同様、審美眼的美しさを追求して凝りに凝ったARMSコンプリートをベースに、YOLOYブランクへとコンバート。リールシートも樹脂製のステルスリールシートへとコンバート。ハンドルデザインもより戦闘的なスタイルとなったARMSチャレンジは、まさにコンぺティションを戦うロッドとして、アメリカのB.A.S.S.でもメガバスプロチームが導入。フロリダ州オーランドで開催された2013I-CASTでも出展され、ルーク・クローセンたちによって現地メディアの数々の取材を受けて脚光を浴びる。この年、はじめてARMSは、MOA(MEGABASS OF AMERICA Inc.)を通じてアメリカでも受注生産方式による販売がされるようになった。こうしてARMSは、ARMSチャレンジによって、メガバスのDESTROYERシリーズやOROCHIと同様にグローバルに認知されるようになった。

現在では、日本だけでなく、北米、欧州、マレーシア、ロシアなどのエンスージアスト達からも支持される、正真正銘のカスタムオーダーロッドになっている。

 

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○思い起こせばメガバスも、そんな私のARMSという名のカスタムロッド作りから始まったわけだが、いよいよ四半世紀をとうに超えて、あと1年とちょっとで、もうすぐ創業から30周年を迎えようとしている。この間バスフィッシングは様々な紆余曲折を経て、また、創業当時と比較したら格段の釣法的進歩と釣り具生産における多大な進化を経てきたことを実感する。当時は私一人だったロッドやルアーづくりも、現在は随分と近代的なファクトリーとプラントになり、多くの若い技術者たちも育った。

彼らは、また彼らの感性で今年、HYUGAを生み出し、私が28年前にこの手でARMSを生み出したように、彼らもまた自らの腕と若い感性でこの世界を切り拓いていこうと、チャレンジ精神を受け継いでくれている。

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○技術的なアプローチや会社の規模や設備がどんなに進化していても、あの当時とまったく変わらないものは、ヒトの感性だ。それは、想いとか、情念とかこだわりといった、スキルや数値とはまったく関係のないものなのに、スペックやパフォーマンスにとっても影響を与える何か、でもある。

そこで私は、オリジナルARMSからおよそ28年以上の時を経て、現在の最新ファクトリーの設備とこれまでに蓄えた技術、そして今後のメガバスロッドへとフィードバックするための未公開新技術を導入してSUPER LEGGERAを製作する。

伊東由樹の精神的原点でもあるロッドが、ARMSであり、それをDNAとしてワールドワイドに発展させたのがデストロイヤー・シリーズである。

いよいよ、創立30周年を目前に、創業時のオリジナルARMS同様、顧客一人一人の要望に応じる完全テーラーメイドプログラムを導入して作りあげる最新のARMSが、ARMS SUPER LEGGERAだ。

ARMSとは例によっていつもの如く、F-1みたいなもので、創業期からずっと続いている私自身のチャレンジでもある(つづく)。

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