こんにちは。小森嗣彦です。
今回は、メガバスが誇るロッドシリーズ「エヴォルジオン」の中でも、私がこのところ特に信頼して使用しているモデル、F1.1/2-66ti“EXPADA“をご紹介します。
このロッドは、トップウォータープラグ専用設計とも言える一本で、軽量プラグの操作性・キャスタビリティ・感度のすべてにおいて非常に高い完成度を誇り、シャープでありながら、しなやかなフィーリングをもったロッドです。
最大の特長は、MX40スーパーチタン・ハイブリッドシャフトによる軽快で反発力のあるキャストフィールです。手に取ってみると、ティップは非常に繊細でしなやかなのに、キャスト時には芯が通ったようなキレのある弾き感があり、投げるのが楽しくなるロッドです。
トップウォーターはルアーの移動距離を抑えながら水面を掻き回すようなアクションをさせることが重要ですが、このロッドはDOG-Xシリーズのドッグウォークや、POPXの首振りアクションなど、細かな操作を実現できます。
また、6‘6“というレングスとブランク設計により、軽量トップウォータープラグを遠投することができます。
桧原湖で私はこのロッドを使い、Z-CRANK X Tiというちょっと懐かしいルアーでシャローフラットのウィードを攻めました。
狙ったウィードエッジにしっかりキャストでき、すぐにアクションに移れて、ウィードをかすめながらトレースしてくる感覚が明確に伝わり、非常に気持ちのいいフィーリングでした。トップウォーターだけじゃなく、軽量の巻物にも適したロッドです。カタログ上ではトップウォーターゲームに最適とされていますが、トップはもちろん、私はこのロッドをシャロー系のクランクや7g前後までのスピナーベイト・チャターベイトにも使用しています。
柔らかいだけではなく、ティップ以下ににしっかりとしたパワーがあるため、巻き物にもトルク感が乗りやすく、アタリを弾きにくい特性が備わっています。感度も高く、わずかなウィードやストラクチャーのタッチも逃さず伝えてくれます。
トップを基軸にしながら、軽量巻物・フィネスプラグ、シャロークランキングまで楽しみたい方には、とてもおすすめでな1本です。