『激流に舞う銀鱗』長良川本流 尺上アマゴ連発劇 | Megabass-メガバス

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『激流に舞う銀鱗』長良川本流 尺上アマゴ連発劇

こんにちは!メガバスフィールドスタッフの小林です。

“増水”という自然のスイッチが入った長良川本流。
この日、水位はまだ落ちきらず水色はささ濁り。流れは力強い。
しかし、読める。そんな絶好のタイミングを狙ってのエントリー。

結果は衝撃的だった。
本流尺上アマゴを立て続けに3尾キャッチ。
サイズは 34cm、32cm、31cm。すべてが本流育ちの筋肉質な個体。流芯を突く一撃のバイトに、全身が震えた。

使用したロッドは、現在テスト中のメガバス・プロトロッド。
その曲がり、粘り、復元力・・・どれもが本流アマゴと対峙する度に信頼が厚くなっていく。今回は三尾の尺上アマゴの多頭釣りにも成功し、そのポテンシャルの一端を視覚的にも捉えることができた。
ヒットルアーは、自作ミノーとハンプバック64(ALシャイニーケイムラアユ)。さらに下流の淵から絞り出したのはバスルアーであるグリフォン(SGスケルトンアユ)
それぞれのレンジ、アプローチがしっかりとハマり、会心の瞬間が次々と訪れた。

流芯へとクロスに撃ち、テンションを保ちながらミノーをドリフト気味に流す。
流れに同調するようにナチュラルに送り込んでいくと、ダウンに差しかかった瞬間・・・

ジィーーー…!

静寂の早朝にドラグの乾いた音色が鳴り響く。
その音が、正解の証だった。思った所で、思ったように釣れてくれる。
この瞬間のために、何度も川に立ち続けてきた。

ロッドに明確すぎる手ごたえ。
理想通りのバイトが、まさにこのタイミングで炸裂した。
掛かった瞬間から激しいローリング。流れを使って下流へ走る銀影。
ドリフトで喰わせる快感
本流釣りの醍醐味は、流れと一体になること。
タックル、キャストの角度、ラインテンション、ミノーの姿勢・・・そのすべてが噛み合った時だけ訪れる、理想的な一撃。

「信じて投げる」

尺上アマゴ。
幅広の体高、銀色に輝く鱗、力強いローリング。
完璧な魚体が、理想の展開で応えてくれる。

 

 

思い通りにはならない。
だからこそ「計算通り」が、心を震わせる。
そんな瞬間をこの日は、三度味わうことができた。

では、また次回ブログ更新まで。

【使用タックル】
ロッド:プロト 6フィート後半、MLクラス
リール:2500番 スピニングリール
ライン:PE 0.8号
リーダー:ナイロン 8lb
ルアー:GH64 HUMPBACK (ALシャイニーケイムラアユ)、 SR-X GRIFFON (SGスケルトンアユ) 、自作ミノー(枝豆カラー)