本流サツキマスに新たな一手“GH95”を紐解く | Megabass-メガバス

FRESH VOICE

本流サツキマスに新たな一手“GH95”を紐解く

みなさんこんにちは、メガバスフィールドスタッフ、小林 智徳です。

私のホーム、長良川でのサツキマスが本格的にシーズンインするので、それに先駆けて、サツキマスの狙い方と、今年メガバスのネイティブトラウト用ブランド『グレートハンティング』シリーズに仲間入り した本流用ミノー“GH95”についてお伝えできればと思います。

 

 

長良川水系のサツキマスの基本的な狙い方

岐阜県を流れる日本屈指の清流『長良川』。その中でも上流から中流域にあたるエリアを私はホームに釣行しています。
このエリアは緩流・急流や淵、岩盤などが入り混ざるサツキマスに適したポイントが点在する人気河川。
サツキマス(皐月鱒・五月鱒)はご存知の通りサツキが咲く、五月頃が盛期にあたります。
ホームである上流から中流域は5月上旬辺りから本格的に狙い始め、本流で狙うのはお盆頃までで、9月下旬にも本流で釣ったことも有りますが稀です。水温が高くなり始めると一気に口を使わなくなり、釣れなくなります。1日中いつでも釣れる可能性のあるサツキマスですが、体感的に釣れやすい時間帯は朝>夕>日中(条件によって変わります)といった印象です。
水深のある落ち込みや淵絡み、開きなど大場所は一級ポイントですが、人も集中します。小場所でも、流れが強いポイントの流れの変化やヨレなど川底の地形変化にも着く事があるのでランガン狙っていくのがおすすめです。

GH95がなぜサツキマスに有効なのか

サツキマスは遡上すると捕食しないと言われていますが“捕食回数は少なくなる”が正解かもしれません。
上流に行くに従って(遡上し始めて月日が経つに従って)口を使わなくなりますが、サツキマスが遡上する頃には10cm前後の稚鮎も大量に遡上しているのでGH95はマッチザベイトになり、かなり有効だと思います。
加えてGH95特有の強いロールアクションがサツキマスの活性を上げ、バイトに繋げてくれます。通常7cmクラスのミノーが基準とされることの多い本流ですが、GH95のように一回り以上も大きいミノーにはコンディション抜群のサツキマスや尺上アマゴ、一回り大きい鱒が食って来る傾向が高いので是非試してみてください。

 

 

GH95の使い方やハマるシーンなどについて

GH95はレンジが浅めでシャロー向きのミノーになります。
私のアプローチ方法で多いのは太い流れをアップクロスにキャストして、スローリトリーブでしっかり水を噛ませて泳がせながらの“ドリフト”です。
ドリフトしている時や完全にダウンに来た時(リップの水噛みが最大になり、ロールのピッチが速くなった時)や回収時にバイトする傾向が高いと思います。レンジは浅めですがアピール力が高い為、止水や水深のある淵でもジャークやトゥイッチを使い分け、川底から食い上げバイトに持ち込めます。

 

 

小林的長良川のおすすめカラーTOP3

3位 アカキン

朝夕マズメや濁りにも強いので1つは持っておきたい長良川実績カラー

2位 PMスケルトンアユ

渇水時やクリア時、ハイプレッシャーやスレ鱒に効果的。 ベイトになっているアユに1番近く、長良川では外せない定番カラー

1位 シャイニーケイムラアユ

オールラウンドでどんな川の状況でも使える万能カラー。 ケイムラでよるハイアピールタイプで充分な実績を積んだ自分イチ押しのおすすめとなります。

サツキマスタックルについて

ロッドは上流域、中流域と使い分けるのが一番ですが一本で行きたい方は6ftから7ftのロッドがどのポイントでも使い易く、操作性が高いと思います。
私も6ft後半のロッドを使用してます。長過ぎず短過ぎず丁度いいです。ブランクスは掛け調子ながら、バラシ軽減を重視して鱒の激しいヘッドシェイクを吸収する柔らかい設定のバットから曲げて取れるものが理想的ですね。
リールは2000番から3000番。ラインは私が今のところ良く使うのはPE0.8号+リーダーはナイロンの1.7号〜2.0号の組み合わせ。長年やって来た中で安心出来る設定です。

注意点含めて最後にメッセージ

長良川本流は川へのエントリーポイントがわかりやすくなってますが、駐車スペースが無い場合もあります。
地元、近隣の方へ迷惑にならないよう配慮をお願いします。1人1人ルールマナーを守って楽しいトラウトシーズンにしましょう。