JBTOP50・第1戦ゲーリーインターナショナルカップ | Megabass-メガバス

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JBTOP50・第1戦ゲーリーインターナショナルカップ

2019年の開幕戦、JBTOP50第1戦ゲーリーインターナショナルカップは奈良県七色ダムで開催された。このフィールドでは2016年に優勝しており、私にとってはいわば攻略可能な湖。いや、しかし、それでだけに絶対に外せない試合ではあった。

 

私の読みでは初日の1位は6000g強、3000g台後半で5位以内、2000gで15位。

スタート順もあるし、水位も毎日変わるため、トップを走りきる選手は極稀で、3日間トータルウエイトにすると10000gで優勝争いが出来ると読んでいた。私が選んだ戦略は大きいバスがたくさん見えていた多くの選手が向かう上流のサイトフィッシングでもなく、まずはキーパーを揃えるつもりでもなく、超シャローのカバー攻略。

試合は大潮、そして寒の戻りが抜けかなり気温が上がる予報が出ていたので、カバー戦略がプラクティス通り+α決まれば、4000+3000+3000=10000gで優勝争いが出来ると考えたのだ。

カバーがダメでもキーパーを短時間で揃える練習は出来ており、年間を考えて15位くらいに逃げ込む、しかしそこへ上流の一発が入るとまた面白いことが起こると計算を立てた。どちらへ転んでも、もっともいい上流は後回しにはなるが、人が考えないところに勝機はあるというのは勝負の鉄則だろう。

 

初日、なかなかカバーからは良い魚は出てこなかった。

カバーの手前を泳いでいる姿は何度か目撃したが、水位なのか水温なのか、もしくはフィッシングプレッシャーなのか、バスがシャローに入りきらない様子だった。

それに気づいていながらもこの日はカバーにこだわってしまった。途中バッテリーも不具合などアクシデントもあったが、午後になって何とかリミットメイク。しかしバスは小さく、5本で2200gくらいだった。

それでも何とか水温がかなり上がってきた14:00頃、閃きで狙った岩盤から2kgはありそうな魚体を引きずり出すことが出来た。この日、ウエイトは3708g、6位であった。本来ならつぶぞろいの4000gを目指していたので少し違和感はあった。

 

その違和感からか2日目は浮き足立った試合展開をしてしまった。

朝からカバーを撃つが、どこか早い段階で次の手を打たねばと焦りがあった。アンラッキーもあり13:00までノーフィッシュ…。そこから何とか落ち着きを取り戻し、練習でやったとおりにライトリグやSHADING-X55のジャークをロケーションに合わせて立ち木や岩など見えるものにとにかく通していった。

1時間ほどで7バイト4本キャッチ。ウエイトは4本で1600gくらいであった。4本で再び優勝争いを目指してビッグフィッシュを狙ってカバーを撃ったが追加はならず結局1630g、総合は9位で予選を通過した。

 

決勝は朝一から速攻でリミットを目指した。

上位3選手とはもう大きく離れているので普通に考えたら逆転は難しい。開幕戦なのでまずは順位を落とさないことを優先した。4本揃えるまで20分と掛からなかった。昨日同様、そこからシャローをサイトしていき、見えていたバスの群れから50アップをキャッチ、この1本が1600gもあり開始30分で3000g台に乗せることが出来た。

 

僅かな入れ替えは出来たかもしれないが、このままでも順位は落ちることがない。さらに上へ行くためにはもう1発ビッグフィッシュを決めたい。ラストまでそれを狙い続けたが…今回は獲ることができず出来ずタイムアップ。この日は単日6位の3034g、トータル7位で開幕戦はフィニッシュとなった。

 

 

狙い通り行っていれば3位は確定していたが、トーナメントはそう思い通りには行かないものだ。

今回優勝と準優勝は私が展開を作れずチャレンジできなかった上流域から16000g台を釣っている。しかしそれ以上の釣りはなかったわけだから、これは仕方がない。

残念なのは2日目の長いノーフィッシュ時間を何とかできればもう少し順位を上げることができたと考えると悔しさが残る。しかし、長い一年を考えるとこの開幕戦の順位は決して悪くはない。

私の目標はあくまでも4度目のA.O.Y.。次の第2戦ベイトブレスカップは遠賀川で開催される。ここで上位に抜け出したい。

 

たくさんの応援ありがとうごいざいました。