大丈夫 ! 間違いなく秋は来る ! ! | Megabass-メガバス

FRESH VOICE

大丈夫 ! 間違いなく秋は来る ! !

台風接近中の河口を叩く
既にウネリ始めている海は、波足長く、荒れた波が、河口の流れとぶつかり暴れている。
底荒れが始まりつつあるのか、若干濁りがあったが、
荒れた波っ気と相まって、シーバスの活性は、期待できそうではあった。

勝負を急いだ私は、期待の新作シャローランナー KAGELOU 124 を先発投入 ♪
狙いは河口の流れと、沖からの波とがぶつかり合う緩衝地帯 !

LBOⅡ にモノをいわせてド遠投 !
その後、流れをドリフトしつつ、丁寧に狙いの位置に KAGELOU を滑らせ、泳がせる ♪

・・・と、数投目 ・・・

ゴン ! !

期待通りに、あっさりバイト ♪

「 幸先いいね ~ ♪ 」 と感心しつつ、フッキングし、なんとも抵抗感のない魚を、問答無用で寄せて見れば ・・・

イシモチ君 ・・・

期待はずれな登場に、思わず ・・・

「 この ニベ ~ ! ! ち ~ が ~ う ~ だろ ~ ! !  違うだろ ! ! 」

と、深夜の浜辺で思い切り罵声を浴びせ倒しつつ、そそくさと優しくリリース ♪ (笑)

「 魚っ気はあるネ ♪ 」 と前向きに捉え、しばし同様に探っていたところ、
先刻の罵声が祟ったのか ・・・

不意に一発の大波が私の両サイドの浜辺を駆け上がり、
左右からまとまった引き波が後方から一気に私を襲った ・・・

「 これは ・・・ マズイ ・・・ 」 と体を強張らせて耐えてみたのだが、
みるみる足元の砂が流され、一瞬で体勢を崩され ・・・
横倒された姿勢で、ファーストブレイクへと流れ落ちる引き波に、吸い込まれるように引っ張られる中、
必死にフリーの左手を砂浜に突き刺し、何とか引き波に耐え、事なきを得る ・・・ (冷汗)

一撃で肝を冷やし戦意喪失 ・・・
安全な河川内へと撤退する ・・・

向かったポイントは、下げ潮が効いて、ほどよく流れが効いているはずなのだが、
如何せん、海からのうねりのパワーが強烈らしく、川の流れを殺し、時に押し戻す程の状況だった。
それでもしばし流れを観察していると、流れとウネリが打ち消しあう状態の中、
時折、河川内に打ち寄せたウネリが、海側の引き波と、タイミングよく重なって海へ返す瞬間があるらしく、
その際、生じる強烈な流れの中でド派手なボイル音が鳴り始める ♪

目の前の流れ
河川本流の下る流れと、河口から上るウネリがぶつかり、グルグルと回転
不規則ではあるが、10分に1回くらいの間隔で、この流れが一瞬だけまとまり、一気に河口へと流れ出す !
そしてその一瞬、一気に水深がなくなり、一段深いチャンネルにベイトが強制的に引きずり込まれた瞬間 ・・・

「 パン ! 」 と鳴り響く、乾いた破裂音 !

私は強烈な流れの中、ド派手に存在感を出すべく ラテス を投入 !
次のチャンスに合わせるべく、しばしタイミングを計り、
目の前の流れ、水面を漂うゴミが一気にまとまり下りだす瞬間を見計らって、シャローへ ラテス をキャスト !

絞れた流れに、シャローの水が一気に消えていく中、
引きずり込まれるように LATES を流しつつ、さらにリトリーブでド派手に水面を攪拌 ♪

すると ・・・

「 ボフ ! 」
と野太い破裂音とともに、突き上げるように水飛沫が上がり ・・・

泣き出す GAUS 30X のドラグ ♪

予想通りの展開に思い切り パンゲア を煽り、フックセットを撃ち込めば、
抵抗して 「 ビチャビチャ 」 と水面で暴れまくる魚 ! !

「 ん ? 」

「 ビチャビチャとな ? 」

そう ・・・ 愛用の ラトリン・ラテス 君 を襲いしは、

秋の使者には、ほど遠い セイゴ君 ・・・

ボイル音だけは、一人前だったもよう ・・・ (苦笑)

思わず、再び ・・・

「 ち ~ が ~ う ~ だろ ~ ! 」

と罵声が口からこぼれそうになるも、そこはぐっと我慢して、ひきつる笑顔で優しくリリース ♪

( 罵声何ぞ浴びせたら、二度と会ってくれないと思うからね ・・・ )

日本列島を縦断していった台風18号
台風一過の陽射しは夏のそれを取り戻したが、
漂うカラッとした軽い空気は、確実な秋の足音を感じさせます。

週末には、いよいよ秋分の日 !
本格的な秋の釣りシーズンが始まります♪

はてさて、今年は、どんなシーズンになるのでしょうか ?

( 事故には十分注意しつつ ) いい魚と出会いたいですね ♪

今回の使用タックル

ロッド : Shadow Pangea SP-100 ML
リール : ガウス 30X
ライン : DragonCALL 8braid PE 1.2号
ルアー : LATES ( WAGIN OIKAWA )