戻りアマゴに会いたくて (3) ~ Kamloops Stinger 673 初陣 ~ | Megabass-メガバス

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戻りアマゴに会いたくて (3) ~ Kamloops Stinger 673 初陣 ~


日暮れまで1時間
すっかり日が長くなり、夕刻、ちょっぴりでも竿を振れる事に感謝 ♪

先日の釣果以来、
足繁く、川へ通えど、魚信は無く ・・・
サクラマス同様、遡上魚の遭遇率の低さに悶絶する日々 ・・・ (笑)

なんだろう ・・・
いよいよ 「 戻りアマゴ 」 から遠ざかっているような気がしてきたが ・・・

短気は損気 ・・・
弱気も損気か ・・・

鼓舞するように力強くキャストを開始する。

今日の相棒は Kamloops Stinger 673 !
今朝届いたばかりにて、シェイクダウン ♪

これまで愛用してきた デストロイヤー F1-61XS
中流域での使用に際し、特別な不満はなかったが、
中流域の川幅ある流れの中でのルアー操作の上で、今少しレングスが欲しかったのと、
アマゴ・ヤマメ系の 「 一瞬でついばんで、即ターン 」 するようなキスバイトを ・・・
そして遭遇確率の低い魚の貴重なワンバイトを ・・・
可能な限り絡めとりたいが為、繊細なティップを使いたかった。

結果、絶妙なスペックを持つ、カムループス・スティンガー 673 が実戦配備 !
ありがとう ! メガバス !

さっそく流れにルアーをキャストし、操作してみて感じるのは ・・・

繊細 ! そして 鋭敏 !

流れの中のミノーを躍らせるのに、デスなら6cm程の間隔のところ、
カムループス なら3cm程の間隔で、より細かく操作している感触がある。

無骨な F1-61XS のロッドティップが、
「 俺、誰にも負けないで、耐えますから ! 」 と流れにも、バイトにも奮闘するのに対し、

カムループス のスティンガーティップは ・・・
「 僕、できるだけ頑張りますけど、急なのは、ヤバイかも ・・・ 」 と絶妙に弱気な姿勢 ! (笑)

「 頼りがいのある弱気 」 が、きっと役に立つでしょう ♪

何はともあれ 、記念すべき カムループス・スティンガー の初陣を、何とか 戻りアマゴ で祝いたいところ !

山の向こうに沈んでいく夕日に急かされ、釣りを急ぐ !
めぼしい流れに数投、 グレートハンティング 50 フラットサイド を打ち込み、反応を伺い、
無ければ、即座に次のポイントにランガン !

少しでも遭遇確率を稼ぐ !

数箇所ポイントを探るも、無反応 ・・・
いよいよ陽も山の向こうに入り、周囲の光量が減り始める ・・・
偏向グラス越しの川面が見づらい ・・・

「 今日も会えないのか ・・・ 」

恨めしく日暮れを睨みつつも、仕方なく目の前の流れを最後のポイントとし、ラスト勝負を開始する。

ド本命の流れに、ダウンクロスで グレハン50 を投げ入れ、流芯を斬る ・・・
カムループス の竿先を流芯に近づけ、リトリーブ
流芯と流芯脇の緩流域を、行き来しつつ、泳ぐ グレハン50
薄暗い状況に、少しでも目立って、アマゴを誘えと、トゥイッチを連射して グレハン を躍らせつつ、逆巻く ・・・

いよいよ流れの中を、上がってくる グレハン50
ロッドティップを目指し、流芯の流れを斬っていた時 ・・・

『 コ ・・・ ! ? 』

ん ! ?

『 ・・・・・・ ! ? 』

何事も無く泳いでくる グレートハンティング 50 フラットサイド ・・・

「 今のは ・・・ ? 違う ・・・ のか ? (汗) 」

連続トゥイッチの最中、水没石の頭にでも、触ったかとも思う ・・・

流芯の中、逆巻きで連続トゥイッチ ・・・
恐らく、 グレハン50 は派手に暴れ、かなり浮いていたはず ・・・

偏向を外し、石の存在を確認しようと川面を睨むも、
仄暗い水と、揺れる流れが邪魔する ・・・

「 う~ん ・・・ あの感触は ・・・ 」

考えるより、簡単な方法をとる。
カムループス・スティンガー をバックハンドで軽くしならせ、先ほどの位置へキャスト !

今度はトゥイッチを控え、流れに揉まれつつ踊る グレハン 50 フラット を静かにリトリーブ !

先刻の違和感を感じた位置の手前ほどで、しばし試した食わせのポーズ ・・・

ゴン ! !
食い込む スティンガーティップ ! !

即座にかましたフッキングに対し、魚は一瞬で反転、流芯を一気に下り始める ! !

夕暮れの河原にドラグサウンドが鳴り響く ! !

待ちに待った時間 !

ドラグ音を響かせつつ、ハンドルを巻き続け、ラインテンションを維持 !
淵尻まで、走った魚を、優しくいなす !

流れから、引き剥がし、浅瀬に誘導すると、魚も気づき、「 これはイカン ! 」 と再び抵抗 !
浅瀬をギラリと光る魚体が疾走し、再び流れの中に隠れる ! !

しばし速い流れの中で、イヤイヤを続けるも、しだいに魚の抵抗は弱まり、
いよいよ カムループス に優しく浅瀬に誘われ、無事座礁 !

「 やっと会える♪ 」 と水辺に近づき、

暗がりの中、私の目に映ったのは ・・・

ドーーーーン ! !

わいるど ・ れいんぼー ・・・

また、お前か~い ! (苦笑)

サイズは前回より小ぶりになって 38cm ・・・

ファイト中に感じたサイズ感が、狙いの 「 戻りアマゴ 」 にぴったりだっただけに ・・・

期待しちゃいました ・・・ (笑)

愛用の GREAT HUNTING 50 FLATSIDE ( M RED STREAM ) は今日も、絶好調 ♪
テールフックが 絶妙な位置へ一発 !
フォローのフロントフックも入り、完璧なフッキング状態でした ♪

まあ、カムループス・スティンガー の初陣に花を添えたので良しとして、
引き続き、戻りアマゴを探して、彷徨いたいと思います !

いよいよ虹鱒づいてきて、妙な流れになりつつありますが ・・・ まだまだ、あきらめません ! (笑)

今回の使用タックル

ロッド : GH67-3LS Kamloops Stinger 673
リール : シマノ 2000
ルアー : GREAT HUNTING 50 Flat Side (FS) ( M RED STREAM )
ライン : PE 0.8号 + ナイロン 5lb