戻りアマゴに会いたくて (1) ~ ラッキーは最強 ! ? ~ | Megabass-メガバス

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戻りアマゴに会いたくて (1) ~ ラッキーは最強 ! ? ~


河原を歩く
残念ながら富山ではない ・・・ 地元の河川だ ! (笑)
そして自分で言っといてなんだが ・・・
実は残念な話でもない ! (笑)

この時期、地元の河川では、ある魚に出会える ♪

それは ・・・ そう ・・・ サツキマス ♪

いや違った ・・・

戻りアマゴ ! !

アマゴの降海型がサツキマスだが、
残念ながら現代の環境では山梨から、富士川を下って海に出て、
再び山梨まで戻ってくるのは至難の業らしく ・・・

どうやら支流や本流に放流されたアマゴが流れ下り、本流域で生き延び、
ちょっぴり大型化、スモルト化し、習性に従って、この時期、本流を遡ってくるらしい。

だもんで ・・・ 戻りアマゴ !

個人的には、数年前、友人らと何度か挑戦し、友人は釣果を得たのだが、私自身は触れられずにいた。

サクラマス同様の遡上魚 ・・・
当然、出会うタイミングが大切であり、
釣り人同士の釣果情報で、期待できる位置・タイミングを予想して、スナイプするらしいのだが ・・・

私に、そんな便利なツテはないので ・・・ (笑)
サクラマス同様、偶然の出会いを期待して、ひたすら歩く ・・・

目ぼしいポイントに向かう
数年前に友人らと挑戦した時、聞いていた 「 ド 」 がつく有名ポイント ・・・
真昼の時間だが ・・・ 誰もいない ・・・
( いや ・・・ 真昼だから、いないのか ? 笑 )

ポイントへ向かって、玉石の河原をヨタヨタ歩き下りつつ、
ついでなので横を流れる期待薄な浅い流れに、ミノーを撃ち込みつつ、探ってみる。

30~40cmほどの浅い水深、偏向グラス越しに、ボトムまで丸見えの水深 ・・・
当然のごとく無反応な流れの中、ポツリと佇み、頭を出していた沈み石
ゴミが引っかかり、無味な流れの中にヨレが発生した、唯一の変化だった。

モノの本に 『 「 ヨレ 」 を狙うべし ! 』 と、よく書いてあるのは、私も知っている ・・・ (笑)

数年前、神通川のアタリ年だった時は、遠征組のサクラマス初心者に、地元の釣り人が指導がてら、
練習で適当な 「 ヨレ 」 にミノーを撃ち込ませたら、
そのキャストで釣れてしまった事が2回あったという嘘のような実話も聞いている ・・・

のだが ・・・

今、自分が目の前にしている 激浅な流れに佇むゴミ付きの石が発生している 「 ヨレ 」 に
とても、そんな魅力があるとは思えず ・・・ (笑)

流れの 「 ヨレ 」 や、 海で 「 潮目 」 を見ると、ついつい頭に浮かんでしまうのは ・・・

「 そんなに ・・ 激アツなモンでもないでしょ ・・ (苦笑) 」

自嘲しつつ、ピッチングで投げ入れる GREAT HUNTING 50 FLATSIDE ・・・

軽いトゥイッチで艶かしく揺れつつ、フラッシング放ちつつ、

ヨレの中に混ざり込み、横切ろうとした瞬間 ・・・

ゴン !

突然のバイト ? !

水ヨレの中で、ギラギラと魚体を光らせ、暴れる魚 ! !

フックが外れないと感じたか、即座に反転し、流芯へ走り出し疾走 ! !

追従して、鳴り出すドラグ ・・・

釣れてしまいました ・・・
戻りアマゴ ( 30cm ) ♪

運よく、あっさり出会えました ・・・ (笑)

出会いを繋いだ グレハン 50 フラット
Good Job ! !

いや ~
やっぱり !
ヨレは釣れますな ! ! (爆笑)

幸先の良すぎる釣果に、体は軽くなり、集中力は増し、気合は否応無く高まり、
いよいよド本命ポイントの流れを前にして、更に期待は高まる !

戻りアマゴ ・・・

サツキマス ・ サクラマスと同様、規模の大小はあれど、「 群れ 」 で行動しているはず ・・・

近くに ・・・ お友達も ・・・ いるはずだ ♪

水深のある本命ポイント ・・・
期待を込めて グレハン50 を打ち込み、流れの中で躍らせるも ・・・

無反応 ・・・

しばしリトリーブコースを様々変えつつ、50フラット を乱射してみたが、やはり無反応 ・・・ (汗)

勢いのある流れに、十分な水深 ・・・
先刻のポイントより、あきらかにいい状況であり、
無反応は信じがたい ・・・

川面を眺めて、悩みつつ
流芯を睨む ・・・

モスグリーンに霞む流芯 ・・・
富山の川に比べると ・・・
モスグリーンというよりは ・・・ 「 藻でグリーン 」 って感じだが ・・・

やはり霞んだ流芯の奥底が気になる ・・・

キャスト位置を変え、ロッド操作で グレートハンティング 50 フラットサイド を流す ・・・

深みへ ・・・
ちょっぴりでも深いレンジへ ・・・

いよいよテンションがかかり、流れに揉まれ始める グレハン 50 !
アピールがてらのトゥイッチの連射は、無駄にレンジを上げる可能性があるので避け、
スパイス的に 50フラット を躍らせるに留め、じっくりと流れの中を ただ巻く ・・・

と ・・・

ドス ! !

重々しいバイト ! !

「 ジリ ・ ジリジリ ・・・ ジーーーー ! ! 」

即座に泣き出すドラグ ♪

流芯の流れを下り、疾走する魚 !

F1-61XS のパワーで、強引に流れから引っぺがそうとすると、
抵抗して暴れ、流れの中で、もんどり打つ魚体が放つ光が、先刻の魚より明らかに大きい ♪

鋭く突っ込み ・・・
水中でロールし ・・・
また激しく走る ! !

呼応して躍動するロッド !
伝わる力強い生命感に感動 ! !

戻りアマゴ ! ( 35cm )

タイミングとは、恐ろしい ・・・

数年前、チャレンジした時は、
一発もアタラなかったのだが ・・・

小ぶりではありますが、砲弾型がカッコイイ ♪

そして、ヒットルアーは ・・・

またも グレハン 50 フラットサイド ! !

Good Job ! GJ (笑) ! !

ギラギラに銀毛したシルバーな魚体 ・・・

いと美し ! ! (笑)

今回、思い立って、川に立ってみましたが、
怖いぐらい運よく、魚に出会えてしまいました ・・・
( ええ ・・・ 120%運です ・・・ 笑 )

木陰無く、陽に照らされる河原にて、
地形変化少ない、一見単調な流れの中を遡上していくアマゴ達 ・・・
タイミング合わずば、ひたすら無反応な釣りでしょう ・・・

でも偶然でいい ・・・ 運よく出会えれば ・・・
逞しく成長した魚のファイトを味わえ、
美しく化粧を施した魚に触れられるのです !

身近な所にも、魅力的な魚がおりました ♪

今一度、出会いを願って、しばし歩き回ってみようと思います ♪

今回の使用タックル

ロッド : デストロイヤー F1-61XS ( フェイズ1 )
リール : シマノ 2000
ルアー : GREAT HUNTING 50 Flat Side (FS) ( M RED STREAM )
ライン : PE 0.8号 + ナイロン 5lb