FRESH VOICE

神通川サクラマス釣戦記 ~序章~

4月も既に半ばになる。
今年2月に当選し、参戦を決めた神通川サクラマス・・・
4月1日より解禁なのだが・・・
私はまだ行けていない・・・
己の都合がつかないのと、
川自体が、なかなか安定しない天候による増水の影響で、
釣り自体が難しかったようなので、釣行を控えた部分もある。

ようやく落ち着き始めた先日の日曜日、抽選に当選し、待ちわびた釣り人が
本格的に繰り出したことだと思われるが、状況はどうなのだろうか・・・
漁協が確認した、その日のサクラマス釣果は1匹とのことだが・・・
まあ、これからが本格的な始まりということだろう。

そもそも今回、何故神通川のサクラマスに挑戦することになったかといえば、
当然、竿釣許可を得たいが為に自ら抽選に応募したわけなのだが・・・
実はここ数年、私は同じ富山県の黒部川でのサクラマス挑戦を求めて、毎年抽選に応募していたのだが、
全く当たらず・・・無論今年も見事に外し・・・(笑)
仕方なく二次的に 「どうせ当たらないだろ~」 な感覚で、神通川の抽選に応募したとろ・・・
70名の定員に対し265名の応募
その抽選最後の70番目にして、滑り込むようにがっつり当たってしまったのでした・・・(笑)

「アタラない釣り」・「釣れない釣り」の代表とされるサクラマス。
何の反応もない水面にルアーをキャストし続けることに終始する・・・かもしれない釣り・・・(笑)
それでも全国から挑戦したくて、大勢の釣人がプラチナチケットを求めて応募するのですから、
それだけの魅力がある魚であり、釣り場であるということでしょう。

私の住む山梨県には、ご存知のように海がありません。
県内を流れるメインとなる河川は釜無川と笛吹川があり、(*県東部に桂川もありますが・・・)
両者が合流し、富士川となり太平洋へ流れ出しており、
日々その河口でスズキ釣りを楽しませていただいておりますが、
こと山梨県内の河川というものは浅く、水量少なく、
無論サクラマス級の大型魚と河川内でやりあう機会はほぼありません。(*コイとか、放流魚等は無しで)
山に入り、小さな渓流に分け入れば、アマゴやイワナと美しい風景の中で遊ぶことはできますが、
海を知り、鍛えられ、イカツクなった魚に出会うことはできません。

普段山中で遊ぶ小さなトラウト達が、川を下り、海水に順応し、大海原で生活することにより
逞しく精悍な姿になって、故郷の川に戻ってくる。

丸々とした砲弾型の魚体!
美しい銀色の体色!
勇ましく威圧する、あの眼差し!

私は体験してみたいと思いました。
どんな、アタリ方をするのか?
どんな走り方・暴れ方をするのか?
そして、そのスピード感・パワー感は?
ただただ触れてみたいのです。
まだ味わった事の無いものに・・・
そこに行かないと触れられないものに・・・

思えばシーバスの釣りもそうでした。
「あまり釣れない・・・」
「釣れる時はあっさり釣れる・・・」
そんなイメージの中で、友人らと夜な夜な遠路釣り場へ通い、暗闇にキャストを繰り返し、
突如リーリングの手が止められ、問答無用でラインが沖へ引き出されていく強烈な感触・・・

今また、あの時と同じ感覚を久々に感じています。
楽しみなドキドキと、釣れない不安感が交互に入り混じる、何ともいえない不安定な感覚。

朝から晩までキャストしても、何の応答もない恐怖・・・
不慣れな水量、地形を知らぬ河川において、多発するであろうルアーロスト・・・
躊躇したらダメ? 
入れ込んでも無駄?
考えるとゾッとする・・・(笑)

しかし、そんな中、辛抱してキャストし続けていたら突如・・・

『 ドン ! ! 』  って言ったらどうする!?

有無を言わさずロッドがフルベンドし、ドラグは鳴きまくり、
ラインの走る先で、砲弾型したシルバーの魚体が宙を舞ってローリングしたら・・・(笑)

そんでもってラインちぎられて逃走されたら・・・(爆)

こんな事を想像して、勝手に浮いたり沈んだりする毎日。
そして心配性な私は、毎夜妄想に悩み、古いタックルボックスを漁ったり、有名実績ミノーを購入したりと
着々と準備だけは進み・・・

ふと我に返ると・・・
「俺はどんだけルアー失くす気なんだ」状態・・・(笑)

まあ、さすがに妄想にも飽きたし、
何より妄想では永遠に答えが出ないので、いよいよ戦いに行こうと思います!

どっぷり首まで神通川に浸かって、コテンパンにやられてきたいと思います!(爆)