ヒメマスが教えてくれた、私の北海道原点フィールド ― 屈斜路湖 ― | Megabass-メガバス

FRESH VOICE

ヒメマスが教えてくれた、私の北海道原点フィールド ― 屈斜路湖 ―

10数年前、僕が北海道で初めて釣り上げた鱒。
それは、屈斜路湖で出会った一尾のヒメマスです。
この鱒との出会いこそが、僕の北海道トラウトフィッシングの原点であり、この素晴らしい北の大地と深くつながるきっかけとなりました。
屈斜路湖に立つと、いつも胸の奥が静かになり幸せを感じる・・・マジです。
圧倒的なスケールの自然クオリティー、手つかずの原風景。
何度訪れても、その存在感に心を奪われます。

ヨーロッパ、北米、カナダ、そして現在活発に活動中でもあるニュージーランドまで、世界各地のトラウトフィールドを歩いてきた今でも、道東・道北、そしてこの釧路エリアの自然のクオリティーには、特別な尊厳を感じます。
この地の空気には、「生態系としての完成度」と「人と自然の距離の理想形」がまだ息づいているのです。どうか守り抜きたい日本の残された貴重な財産です。

自然繁殖という“奇跡”

屈斜路湖には、自然繁殖で世代をつなぐ陸封ヒメマスが生息しています。また、同じように私が海外遠征にて経験した素晴らしい自然豊かなカナダでもソッカイ(降海型)& コカニー(陸風型)などが自然繁殖で命を紡いでいました。
このように屈斜路湖が織りなす自然の営みによるヒメマスは、特に極めて貴重な光景だと感じます。

中禅寺湖においては、既に鱒たちの自然繁殖が難しいと関係者から聞いています、十和田湖でも接岸が途絶えたという・・・
そんな話を聞くたびに、自然の循環が少しずつ崩れていく現実を感じずにはいられません。
だからこそ、屈斜路湖で生命の営みを間近に感じるたび、「ここにまだ、奇跡が残っている」と思います。

フィールドを守る意識

特にこのヒメマスのローカルルールを大切に守らなければならないと考えます。
シングルフックの使用、産卵床(スポーニングベッド)を踏み荒らさない、、、
可能な限り立ち込まない釣り、そしてキャッチ&リリースの徹底。
それは“制約”ではなく、この自然に対しての“敬意”だと思っています。
一人ひとりの小さな意識の積み重ねが、この美しいフィールドを未来へつなげていく。
特に鱒釣りは、自然と人との対話であり、フィッシング&ゲームだけではありません。
その対話が穏やかであるほど、フィールドは豊かに応えてくれます。

開発の波と、釧路湿原の未来

いま釧路エリアでは、湿原内メガソーラー開発が進むというニュースがSNSでも話題ですが、今回の旅では、その現場を自分の目で意識しながら確かめることも目的のひとつでした。
世界中を歩いてきた自分が改めて思うのは、「この釧路湿原の自然は、世界に誇れるほどの美しさを持っている」ということ。

この地のすべての自然環境、そのヒメマスの泳ぐ湖。
それらが一体となって紡ぐ“生命の風景”は、決して失ってはいけない・・・・
鱒釣りという喜びの裏側にある、「守る」という意識を、僕はこの地で再認識しています。

10数年前に出会った一尾のヒメマス。
鱒釣りのその答えの一部が、屈斜路湖の静かな水面に映っているような気がするのです。

HIT Lure = BABY GRIFFON “AREA TROUT LIMITED”

他のミノーでは出せない、屈斜路湖でのヒメマスへの唯一無二のクランク、わずかに両サイドに削られたリップ形状が生む、“絶妙な深度”
リップ面積を抑えつつ絶妙なレンジをキープし、安定した浮上姿勢を実現、“ぷかぷか浮上”の絶妙なレンジと浮力バランスが、ヒメマスの捕食スイッチを直撃。
フォールでもサスペンドでもない、“浮かせて食わせる”唯一のレンジコントロール。
ストップ&ゴーのリズムの中で──スレ掛りは全く無し、口へのフッキング、そのバイトは必ず「浮上」の瞬間に訪れました。
立ち込まず、産卵床を全く荒らさない、フレッシュを狙いの遠投も必要なく成立する、数年前からトライしていますが屈斜路湖ヒメマスフィッシングの、まさに完成されたメソッドです。

 

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鱒釣旅録・アングラー 福山正和

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