鹿児島・甑島遠征。ビッグベイト・タマン、成立! | Megabass-メガバス

FRESH VOICE

鹿児島・甑島遠征。ビッグベイト・タマン、成立!

“怪魚ハンター”の小塚です!

スーパースピンドルワーム SW 5インチで“縛り”取材の合間に釣ったオオモンハタ

世界中を飛び回る活動柄、海外のフィッシングスタイル・プロダクトの紹介……いわゆる“縛り”取材なども引き受けている私。
100%日本のシーン・ターゲットにハマる製品ばかりでもないわけで。
試行錯誤が新しい気づきにつながることもあるのですが、先日「たまには、ラク(?)させて〜」とメガバスルアー縛りで遠征することが叶いましたので、レポートさせていただきます。

先に感想を言わせていただくと「やっぱり、日本のフィッシングシーンに向けて作られたメガバスの製品群は、当たり前だけど、すごく釣れる!」でした。
10月上旬某日。富山から交通機関(電車)を乗り継ぎ、鹿児島県に到着。

まずはオフショアでバショウカジキのキャスティングにチャレンジ!
船長曰く「(通常のオフショア用ルアーでは)掛かってもほぼバレてしまう」と言うバショウカジキ。

 

 

ならばと、3フック仕様のシーバス用ルアーを投入。
メガドック 180にドーンと食いついたのは……。

 

シイラでした(笑)

メガドック兄弟(220&180)は、首振りアクションのリズム的にも、ベイトタックルがおすすめ。
飛距離的にも、同船者のスピニングタックルに劣らず。

……結局、カジキのバイトは得られず悔しい思いをしましたが、翌日以降の後半戦につながる、価値ある1匹になりました。

翌日、フェリーで離島(甑島/こしきじま)へ!
ロックフィッシャーマン憧れの猛魚・スジアラ(南国系の大型ハタ)を狙います。
島に渡った初日はあいにくの大荒れ、そもそも釣りはできない天候で、開拓に集中。
初訪問&単独行、磯への降り口探しに徹して竿を降らずに終了。

多少風が落ち着いた翌朝2日目、小手調べとしてエントリーしやすい橋脚下から釣りスタート!
程なく、マリンギャング クーカイ 140にアカハタがヒット。
すごく飛んで、荒れた波打ち際でもバランスがいい!

 

 

次は浜から比較的エントリーしやすい地磯へと。だんだんアクセスしにくいフィールドへステップアップしていきます。
磯に上がる前、浜から試し投げ……ものの数投で強烈なバイト。
マリンギャング クーカイ 140が連れてきてくれたのは、人生初のタマン(標準和名ハマフエフキ)!

 

人生初タマンはいきなり70アップの大物でした。

午前、午後と1回ずつ、1日2回のペースで磯を昇り降りします。

スジアラと並んで、甑島遠征の目標としていたタマン。
午前中、早々に最初の1匹をキャッチできたので、午後はスタイルにこだわることに。
コロナ禍の間、ブームになったビッグベイトシーバス。
ルアーの存在感で気づかせ、浮かせて獲るビッグベイトスタイルは、底を狙えば即ラインブレイクにつながる荒磯での大物釣りと相性がいいハズ……。

釣れすぎるマリンギャング クーカイ 140は一旦封印し、ベイトタックル1本でまた別の地磯へ降ります。

到達した(と表現したい)磯は、潮通しがよく水深があり「大型スジアラがいるなら、こんな場所でしょ!」と言う場所。
サブサーフェイスでアイスライド187R SWをじっくり見せ、誘い出そうと試みます。
リニューアルされたアイスライド“187R”SWはジョイント部分の角度が広がり、移動距離の少なく“見せる”攻略が得意になりました。
潮が澄んでおり「透明度は5m以上あるなぁ」なんて考えていた時、ボトムから急浮上してきた茶褐色。

 

アイスライド187R SWでいきなり成立「ビッグベイト・タマン!」

ルアーパワーでサブサーフェイスまで浮かせた(ボトムで掛けなかった)ことで、ショートレングス(7フィート半)のベイトタックルでもキャッチに繋がったと思います!

……その後、潮通しの良い岬先端(水深10m超)で投げ続け、時合いや回遊を待っていると、突如、サブサーフェイスを引いていたアイスライド187R SWが弾き飛ばされ、空中に!
その背後には赤黒い魚影が。
あの沈んでいった背中を忘れることはないでしょう。
本命スジアラ(と思わしき魚)とのファーストコンタクトを得て、2日目終了。

 

 

3日目。
この日が甑島遠征の最終日。
後のフェリーで本土に戻らなければなりません。
事実上、チャンスは午前中の1エントリーのみ。

ラインに結んだのは、オフショアキャスティングで好き感触を得たメガドック 180
立体感のある沈み瀬の頭を舐めた時、水面爆発!
が、ミス!

ベイトタックルの強み、メガドッグのアクション特性を活かし、移動距離を抑えて首振りで誘うと再びバイト!
しかし、またもミス!
……三度目の正直と、遂にフックアップしたのはちょっと痩せ気味とはいえ良型のタマン!

 

ピーコックバスのようにオデコが張った、カッコイイ個体でした!

メジャーを当てるとナナマルありました。
「こいつでナナマルあるなら、メジャーを当てそびれた1匹目(先のマリンギャング クーカイ 140でのタマン)は、75は確実にあったなぁ」

……この一匹を〆にタイムアップ。
本命のスジアラはキャッチできませんでしたが、月末また甑島にチャレンジできそうなので、次回はより強アピールのアイスライド 265Rでチャレンジしたいなぁと思います!