極寒の芦ノ湖釣行〜トーナメントに1年間フル出場してみて~ | Megabass-メガバス

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極寒の芦ノ湖釣行〜トーナメントに1年間フル出場してみて~

みなさんこんにちは!

メガバススタッフの狩野です。

 

12月も残りわずかとなりました。この時期になると今年の振り返りをされている方も多いのではないでしょうか。

 

私は11月~12月に夏場延期になったチャプター神奈川(芦ノ湖)3試合に出場してきました。

 

 

それではレポートも兼ね報告していきます!

(全戦寒かったな~笑)

 

 

【第3戦11月14日】

この日の天候は晴天でしたが、予報では午前のうちから風が強くなるとの事。案の定、昼に近づくにつれてボートポジションを取るのにも苦労する展開でした。

 

予報を頭の片隅に置きつつ朝の内が勝負と思い、練習で魚の濃かった(主にバスを目視できた)エリアを中心に回っていきました。

 

(練習ではコロンコロン体型のバスが登場!試合中にも釣れてくれ~と祈願。笑)

 

時期的にも1本が順位を大きく左右するのでは…と思い、確実に1本を獲れるよう今年から力を入れているスピニングの釣りを軸に試合を組み立てました。メインに使用したのはポークルアーのダウンショットリグとヘッジホッグスモールラバージグの2つ。

 

風が強まる前にマンメイドストラクチャーにヘッジホッグスモールラバージグをスキッピングで滑り込ませていき、朝の早い段階で貴重な1本を手にすることができました。

 

しかしこの後が続かず、朝の1本のみでのウェイインとなりました(16/33位)。

 

(爆風展開の中の1本は本当に貴重でした!)

 

【第4戦11月30日】

前戦よりもさらに気温と水温が下がった芦ノ湖。練習段階で目視できるバスも減っており、前戦以上に1本が順位を大きく左右する気配でしたが、慣れないディープを手探りでやるよりも、前戦で反応を得られたシャローをやり切る作戦を決行(笑)

 

(11月なのに朝の気温がマイナス世界。)

 

とはいえ、やはり晩秋を迎えた芦ノ湖は甘くありませんでした。何度かチャンスはあったものの、魚の反応は明らかにシビアになっており、簡単には食ってくれない。鼻っ面までのチェイスもありましたが、バイトには持ち込むことができず無念のゼロ申告で帰着。

 

しかし、釣れなかった中でもいくつか発見があり、その経験を最終戦に活かすべく闘志を燃やしていました。

 

(帰路の途中に見る峠からの景色。駿河湾を一望しながら1日を振り返るルーティンは定番となりました。笑)

 

【第5戦12月12日】

順位的に年間上位争いからは脱落しているものの、一矢報いたい気持ちは持ちつつ臨んだ今年の最終戦。前戦はノーフィッシュでしたが、その時に得たことを教訓に挑みました。

 

とはいえ、前戦よりもさらにさらに(笑)気温と水温が下がった芦ノ湖。しかも予報では朝から風がビュービュー吹き荒れる予報。朝ボート屋で支度をしている段階でまぁまぁ風が吹いていたので荒れる気しかしなかったです(笑)。

 

しかしポジティブな要素もあり、前日はパーカー1枚で釣りが出来るくらい暖かく、試合当日も風こそ強いものの気温はそれほど寒くなく(とはいえ5℃くらいですが)、放射冷却の影響もほぼ無いコンディションでした。

 

前日、芦ノ湖を回っている中、ポークのダウンショットで魚の反応を得ることができました。

 

(反応がめちゃめちゃシビア。アプローチ方法に工夫しないと食わない魚でした。)

 

さらに温かいことも幸いしてか、寒い時期ながらもシャローに魚が差すエリアを発見。試合当日の冷え込みもキツくなかったので、そのエリアを軸に要所を回るよう朝の段階で試合を組み立てました。

 

結果、前日に反応があった釣り方が活き、ポークルアーのダウンショットリグでスーパー貴重な1本をキャッチできました。思わずガッツポーズしたのは言うまでもありません(笑)

 

その後は強風が吹き荒れる中、水しぶきを浴びながら風裏を探して各所を回っていくも、追加魚は現れず帰着となりました。

 

(この1本を追い求めるためなら、強風にも立ち向かうことができます。もちろん安全を考慮した上で!)

 

猛者揃いの芦ノ湖チャプター。当然みんなも釣っているだろうな~と思いつつウェイインに臨むと、37名参加のうち、ウェイインはまさかの8人!

 

「もしかしたら!」と少し期待しましたが、5位と10g差でお立ち台寸止めの6/37位。

 

(お立ち台一歩手前の「残念な人」に贈られる信玄餅。おいしくいただきました!笑)

 

芦ノ湖に「まだ君にお立ち台は早いよ」と言われているような気がして、悔しさよりも自然と来シーズンに向けて気持ちが切り替わっていました。

 

(6位に押し上げてくれた嬉しい1本。トーナメントにおける‘‘1本‘‘の大切さをモロに実感できた最終戦でした。)

 

【チャプターに1年間出場してみて】

昭和生まれの私が今年初挑戦した‘‘トーナメント‘‘というカテゴリー。

 

(バスマガジン年間購読登録&チャプターエントリー始まった2021年。)

 

今まで陸っぱりをメインにやってきていたのでボート知識もゼロに近く、エレキ操船もままならない、いわば初心者同様の立ち位置からのスタート。

魚探の配線やエレキの付け方などなど本当に分からなかったので、初歩的なところからすべて、釣り仲間やいつも親切にしてくださるAFCおおばの皆様に聞きまくって覚えました。

 

(練習はほとんどローボート。ローボートの釣りが今年一番慣れ親しんだスタイルとなりました。)

 

「なんでトーナメントに参加するようになったの?」と聞かれることが度々ありますが、一番の理由はシンプルに「釣りが上手くなりたいから」です。

 

 

それが正解かどうかは分からないけれど、限られた時間の中で結果を出さなければならないトーナメントに出ることで、勝つための戦略を考えたり釣り方を工夫したりと、バス釣りに対する意識はさらに高まり、ああしようこうしようが今まで以上に出てきた感覚がありました。

 

 

年齢的にも環境的にも、トーナメントに初挑戦するタイミングではないのでは?と思われることもしばしばありますが、自分の中では今このタイミングで挑戦してみたいと思ってチャレンジしてみました。そして、参加してみて分かったのは、なるべく若いうちに経験しておいた方が良いということです。

 

トーナメントを長く続けるにしろ続けないにしろ、1試合1試合、選手全員が本気で挑んでくるので、切磋琢磨しレベルアップに繋がるチャンスがゴロゴロ転がっていると感じたからです。切磋琢磨できる回数をたくさん経験することで自然とレベルアップに繋がるのではないかと感じました。

 

 

初年度とはいえ、ゼロ帰着は6戦中3戦と半分(笑)その中でもしっかり釣ってくる人がいるから面白いなって思います。釣ってきた選手たちの解説(その日の正解)を聞き、自分の釣りと照らし合わせながら次戦に活かすことができる。これって、なかなか経験できないことだと思うし、トーナメントの面白さなのかなって出場してみて感じました。

 

 

【まとめ】

チャプター1年目の年間成績(計6戦)は、15/52位。来年はこの順位を超えられるようチャレンジします。そして、上位争いに絡めるようにしていきたいです。2年目も切磋琢磨し、チャレンジ精神MAXで挑みたいと思います!

 

 

最後に、サポートいただいているメガバスさんをはじめ、右も左もわからない不安だらけな私を親切にサポートしてくださった選手・スタッフ・AFCおおばの皆様、そして釣り仲間のみんなには大きな感謝です。1年間ありがとうございました!

 

(芦ノ湖は12/15〜3/1まで禁漁期間に入りますのでご注意を!)

 

【タックルデータ(3戦分)】

◎ヘッジホッグスモールラバージグ×ポークルアー

ROD:DESTROYER KIRISAME SP(2015)F3-511XKS-S

LINE:フロロカーボン4lb

オーバーハング、杭、岩などのカバー周りを攻めたい時に重宝する霧雨オールソリッドパワーロッド。ガッチリ掛けて強引に寄せられる強さがあります。スモラバや虫系ルアーなど点で誘えるルアーを筆頭に、シャッドなどのスモールプラグにも向いています。ショートロッドなので、ボート上での取り回しが非常に良く、狙ったスポットにキャストが決まりやすいです。

 

◎ポークルアー(ダウンショット)

ROD:DESTROYER F1-61XS‘‘LYCAON‘‘

LINE:フロロカーボン4lb

ショートロッド×ULクラスのため、繊細な誘いがしやすい1本。ノーシンカー・ジグヘッド・スモラバ・ダウンショットなど、スピニングで使うあらゆるリグに対応でき、あらゆる状況に対応できる汎用性の高いロッドで重宝しています。

 

◎ブレードアラバマ

ROD:VKC-71MH(VALKYRIE)

LINE:フロロカーボン14lb

DEEP-X300をメインとした中量級の巻物用専用のロッド。カバーに当たった時などロッドにダイレクトに情報を伝えてくれるので、意図的に何かにコンタクトさせたい状況下で重宝する1本。芦ノ湖ではレイダウンやハードボトムなどに当てながら使っています。