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四国という島の山岳渓流で出会う「アマゴ」という存在

こんにちは、メガバススタッフの福山 正和です。

夏の暑さの中で渓流に立つと、ひんやりとした涼しさが身体を包みます。
日本列島の南に浮かぶ四国。大きいとは言い難いこの島の中に、信じられないほど豊かな地形と原始の自然が息づいています。

海と山の距離が極端に近く、海辺からわずかな距離で標高が一気に上がる。その結果として生まれるのが、急峻な山の間を流れ落ちる山岳渓流。

光は岩壁の合間から差し込み、音は谷に響き、清流は底石まで圧倒的に透き通る!!ここに立てば、四国独自の自然が生み出した「命の通り道」を全身で感じられます。

その渓に棲むのが、アマゴ。
ヤマメの南方変種でありながら鮮やかな朱点と生命力を宿す、四国の清流を象徴する鱒です!!

また、四国には寒冷な水を好むイワナは存在せず、ヤマメの分布限界も越えているため、この地では釣れる魚のほとんどがアマゴ。レインボートラウトやブラウントラウトといった外来種も基本的には魚止めとなる落差を超えた山間部には入り込めず、その上流域には「混じり気のない生態系」がまだ守られています。だからこそ、生粋アマゴとの出会いは、この島の魂そのものに触れる体験と言えるのです。

渓ごと、個体ごとに違う姿もまた魅力。

体側に並ぶ小判形のパーマーク、そして散りばめられる朱点。その数や濃さは一尾ごとに異なり、まるで自然が描いた“一点物の表情”。釣ることは奪う行為ではなく、理解しようとする行為。この奥深い谷で出会えた一尾には、言葉にできない重みがあります。

連日、奥地まで足を運び、筋肉痛になるほどの行程の末に出会った鱒たち。
四国という島の自然と気候、豊かな流れが育んだ証であり、他の地のアマゴとはまた違う独自の美しさを放っていました。

この出会いこそが、渓流釣りの醍醐味。ほんの少しだけ、この島の魂に触れられた瞬間です。

有り難う、四国山地。

Tackle Date

Rod : Spinning(prototype)

Lure : GH44 BATAFRY , GH51 HUMPBACK

 

 

鱒釣旅録

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