最近、ずーーっと火が吹いていたDEEP-X300の釣り。台風後に濁りが入った。そうなるとDEEP-X300の独壇場になる。
使い方は至って簡単で、投げて巻くだけ。もちろんその単純な動作の中に、何かテクニックやギミックがあるんじゃないの?って思われるかも知れませんが、投げて巻くだけw
ほんとにそれだけ。
だけど、投げて巻くだけって言葉の中にある『投げて』の部分を掘り下げて書くと『遠くに投げて』と言うのが正しい表現。
遠くに投げる。これが何よりすこぶる大事っ!!!まず遠投が効かないことには一気にヒット率が下がることだけは声を大にして言いたいところ!
遠投して素早く4mレンジまで持って行き、バスの目の前を通す距離と時間を長く取れた方にストライク率が大幅に上がる。例えばガイドゲストさんでご夫婦の方が来られた時、旦那さんが奥さんより釣られることが頻繁に起きるがこれは飛距離の問題が大きく関わってきます。
15mしかキャストがキマら無ければ約2mくらいまでしかDEEP-X300は潜りません。なので遠投がまず大事になってきます。
今度は、投げて巻くだけの『巻く』の動作のお話だが、巻くスピードに関しては季節によって若干違う。
解りやすく纏めると
春夏秋→ハイスピード
冬→超ハイスピード
こんな感じです。
人によって5ギアの方もいらっしゃれば7ギアの方も居られるし、ハンドル長も80ミリ〜110mmの方も居られる。ラインも14ポンドであったり16ポンドであったり20ポンドであったりバラバラ。僕はゲストさんには14〜16ポンドをオススメしています。
みなさんそれぞれタックルが違う。その違うタックルで朝イチに『ハイスピードリーリングで狙って行きましょう!』と伝えて巻いていく。この時点でルアーの速度はそれぞれタックルが違うのでバラバラ。
疲れも伴って速めのリーリングのはずが、スローなリーリングの動きになったり、ルアーの速度はバラバラになっていく。人によってスタミナの違いもあるので、投げ始めから1時間でも経過すると疲れも共なって、さらにバラバラになっていく。
‥んがっ!!
安心してください!リーリングの速度で、そんなに、と言うか、ほぼほぼ釣果に差は出ません。これは長年のガイドで経験してきたこと。ぜーんぜん巻き速度なんて関係ないです。
なので『ギア比が‥』とか『ハンドルが‥』とかあまり気にせず、その人に合った疲れにくい速度で巻いていく。それがディープクランキングの釣りにおいて1番大事だと思います。意識するのは『ハイスピードで巻く』ってことだけ。
これは速い動きでバスにDEEP-X300を喰わせるって要素もあるんだけど、広範囲に手早く投げまくってバスの目の前にルアーが通る率を上げるって理由です!‥と、ゲストさんには伝えている。
またウィードにスタックしたときの解し方にも気を使うこと!ここも大事かな。
季節別にお伝えすると
春→スタックさせたあと、フックやリップについたウィードを1本1本解くように丁寧にハズし、ハズれたあとは少しだけ浮かせる。
夏→スタックさせたあと、バシバシ切ってホンの少し浮かせる。
秋→スタックさせたあと、バシバシ切って巻く
冬→スタックさせたあと、バシバシ切って手早く巻く。
こんな感じです。
長くなってしまいましたが、これが僕のDEEP-X300での釣り方。あくまで
僕なりの使い方なので、何かの参考になれば助かります。
ロッドはDEEP-X300専用シャフト、VALKYRIE VKC-71MHがオススメです。このロッドは遠投が効くし、ウィードにスタックしたときの感度もありつつカットも容易く出来る。また、魚をノセ易い柔らかさもあるロッドです。これにフロロ16ポンドをセットし、遠投して4mレンジまでルアーをエントリーして行くのが僕なりのタックルセッティングです。リールのギア比は、、、、5か6か7ギアw!!アバウト〜w!!