第10回コモリカップ  | Megabass-メガバス

FRESH VOICE

第10回コモリカップ 

毎年参加させて頂いている小森さん主催のコモリカップに参加してきました。
今回はコモリカップ参加についての釣行レポートをご報告させて頂こうと思います。

大会数日前から急に気温が下がりだし、それまでクリアだった水質が一転し、本湖周辺では水質悪化、透明度はガクッと落ち、更に当日の朝は今季一番の冷え込みで2℃まで気温が下がり、まさにターンオーバーの真っ最中といった感じの中でのトーナメントでした。

急激なターンオーバーが入るそれまでの亀山での釣りの大まかな傾向としては、シャローでは40~50を超えるクルーズフィッシュ狙いのNS表層引きや岩盤、立木のスピナーベイト、岬関係のシャッドのただ巻き。

反対にアベレージは落ちてしまいますが、ミドル~ディープフラットでのDSやシューティング。この2つが私を含め多くのアングラーの方々の亀山での釣りのメインであったと思います。
この状況の中での私の釣りは2通り。

1つ目は、シャローのクルーズフィッシュ狙い。
具体的な私の釣り方については、本湖周辺のドシャローにてキッカーフィッシュ達がクルーズしているのをサイトでJAMILLAのNSのトゥイッチで釣っていくのがまず1つ。こちらは非常にナーバスになっておりなかなか手強い状態。

もう1つはミドル~ディープフラットとそれににからむブレイクの付け根と上がり口をトーナメントクローラー4inch DSでじっくりと釣っていくキーパーパターン。
こちらは1日釣りをすると、キーパーサイズを5~10本弱。その中で稀に500g~のサイズが出るといった感じでした。

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以上の湖の釣果の傾向・状況・自分のプラクティスの感触から大会当日のウエイトを予想すると、ミドル~ディープレンジのフラットをメインに釣りをすると200g~300g前後のバスが多くなり、リミットメイクに成功出来たとしても1500g。

その中で1本もしくは2本、500~700g弱を混ぜてくる事で上位に絡む事ができるウエイトになって来るのではないかと予想しました。
併せてドシャローのキッカーフィッシュが狙えるクルーズ系のバスを狙ったとしてもキャッチできる上限としてはおそらく2~3本。
ウエイト的には3キロ前後まで。(他の釣り人のプレッシャーや、トーナメントという競技の場であるので奪い合いになった場合を加味しての私なりの予想数。)

当日の展開は当初、本湖のキッカーフィッシュ狙いだったのですがターンオーバーの影響からバスが消えてしまっていたので、上流でのサイトをメインとして考えており、朝一はチャンスタイムではあるのですが上流の薄暗い状況のなかではバスのポジションを確認しずらい為と、その様なあやふやな状況でアプローチをして余計なプレッシャーを与えたくないという理由から、まずは、ミドル~ディープフラットでのモーニングバイトを期待して朝はミドル~ディープでキーパーサイズを釣りその中で500以上が入るとラッキーかな、という展開から。
その後に上流のサイトでキロ以上を2本釣り、その内の2本で2600~MAX 3キロを釣り、その後はミドル~ディープでリミットメイクし3500~4000弱を持って帰るというプランを立てました。

当日は本湖5メートルのフラット上でトーナメントクローラー4inchのDSのステイで500gをキャッチ。
トーナメントクローラー4inchはDSのステイ時でも水平姿勢を保つ事ができるのでシェイク等のアクションに反応がない状況や、シェイクによる糸鳴りが気になってしまう様な状況、又はステイでじっくりと見せて誘いたいという時などに尻下がりになって不自然な姿勢になる事なくキレイに水平姿勢を保ったままステイで誘う事ができます。

次にメインの笹川上流へ。

上流部はターンオーバーの影響は少なく若干の水温低下はありましたが水質はかなりのクリア。
この水質では近距離のサイトは厳しく、なるべく遠距離からJAMILLAでアプローチすることでバスに反応させる事が出来ました。
バスを見つけてからJAMILLAのNSロングキャストで狙うのですがミノーの様にトゥイッチして食わせるのではなく、ルアーをボトム付近まで沈めて見つけさせ、そこから気付いて近寄ってくるまでの間はステイ。
アクションを加えるのは近づいてきてその後に弱めのトゥイッチを1回だけ。ルアーの動き的にはほんの少し緩くダートさせるという感じです。

普段は笹濁り状態の上流なのですが今回は非常にクリアな上流でのサイトフィッシングとなり、ベイトフィッシュにそっくりなシルエットのJAMILLAが今のクリア過ぎる水質であっても激しいトゥイッチを加えたパニックアクション系のリアクション的な要素でバイトさせるのではなく、ナチュラルにじっくりと誘い食わせる事ができたのはリアル系ベイトのJAMILLAならではのものでした。
通常これだけクリアな状態ではナチュラルに誘ったとしても見切られる事がほとんどで、いままではどうしてもリアクション的要素を混ぜたアクションで攻める事が多くなっていたのですが、今回のリアクションが効かない状況下ではリアル系ベイトのJAMILLAの力に助けられました。

今回この釣り方でキッカーフィッシュ2本を釣る事に成功し3575gの好成績を残す事ができ、更にビックフィッシュ賞も獲得する事ができ、上位入賞する事ができました。

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