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▼ 年無し3連発にツ抜け!好調な湾奥クロダイ!!
- ジャンル:釣行記
- (CUTVIBシリーズ, スタッフブログ, クロダイ・キビレ, 加藤 光一)
みなさんこんにちは。
東京湾奥エリアの加藤です。
暑かった夏も終わりすっかり秋ですね。
みなさんは今どんな釣りをしていますか?
僕は釣りに行く僅かな時間ができればシーバスや初秋のメバルプラッギング、時には河川でマゴチを狙ってみたり田園部でナマズを狙ってみたりしながらクロダイがメインの釣行を行っています。
湾奥の大型河川のクロダイ狙いは、ハイシーズンの夏季に比べても遜色ないほど、実は秋も好調に釣れています。
秋になり、シーバスのハイシーズンを迎えた事もあり、湾奥全体としてはクロダイの釣果を聞くことが少なくなりましたが、狙い方さえ把握していれば中大型クロダイの数釣りや、希少な超大型のクロダイを狙いやすいのもこの時季の大型河川なのです。
比較的ナイトゲームの方が釣果は出やすいのですがデイゲームでも良型のクロダイが姿を見せてくれています。
カットバイブ55のノーマルウエイトとHW(ヘビーウエイト)を水深や流れの強弱で使い分けますが、デイゲーム、ナイトゲーム共にスローなアプローチが大型のクロダイを釣りやすく、またハードボトムに出来るだけガツガツ、コツコツとコンタクトさせない方が釣果は安定しています。
カラーに関しては、大雑把に言えば何でも良いのですが、バイブレーションで狙う際の傾向としてはチャート等の派手なカラーは数釣り向きで中小型が多く釣れます。
大型を狙うなら、個体数の関係からかバイト数は如実に減りますが、クリアやホロ系、ブラック系のカラーが圧倒的に大型のヒットを誘発しています。
これは警戒心の強い個体がバイトする直前にカラーによる違和感を与えにくいのではないかと考えています。
また、雨後の濁りが強い場合でも、超大型の個体を狙う場合も僕はクリアカラーやホロ系、ブラック系を主力として使います。(ブラックは濁りの中では視認性が良い)
ルアーを水面から5cm程度沈めると見えなくなるほど濁っている場合も同様です。
あまりにも濁りが強い時は、スローなただ巻きの中に短く強い(10cm程度)リフト&フォールを入れてただ巻きを行います。
基本的に超大型のクロダイを狙う場合はスロー、又はデッドスローでボトムに当てないという静の釣りが有効なのですが、濁りがキツく魚からはほぼルアーが見えていないと思われる状況では、僅かに波動(=バイブレーションの場合はルアーの振動)を出して存在をアピールすることで、その後に続く静のナチュラルな動きで違和感なくバイトを誘発できるのではないかと考えています。
これは、過去に様々な状況下において、最大66cmを筆頭に55cm upのモンスター級のクロダイを数十枚、年無しサイズにおいては把握しきれないほどキャッチした際のアプローチに共通した傾向です。
夏の高活性時のように、派手なアクションやカラー、ハイスピードリトリーブで数もサイズも出せることも有りますが、ハイシーズンでもなかなかサイズが出せない時、又は大型を狙いたい場合はこのスローなアプローチを是非試してみてください。
カットバイブ55 / 55HWは、ラインを張った通常のリトリーブ速度ではルアー先端部のヘッドとリップの様なアゴに僅かに水を受けて前傾姿勢になります。
逆に前傾姿勢(潜ろうとする角度)にならないスローな速度でリトリーブすることで僅かにレンジが上がり更にスローに引くことができ、ルアーをブルブルと動かさずフラフラーっと引くことができます。
(レンジの差は状況により数cm~20cmと僅かですがボトムレンジでのこの違いは大きいはずです)
厳密には、流れの角度や塩分濃度、気圧や水温等により微妙にレンジは変化するので、慣れるまではリトリーブのイメージが沸きにくいとは思いますが、あまり難しくは考えず足下でルアーの速度や引き抵抗とカットバイブ55 / 55HWの動きを確認するとイメージが掴みやすいと思います。
またリーダーを太くする事で、水の抵抗によりルアーの沈下速度を僅かに遅く出来るので、状況に応じてリーダーの素材や太さを換えてみると使いやすいセッティングが見えてくるかも知れません。
(太いリーダーは根掛かりを回収しやすいメリットもあります)
ちなみに僕はデイゲームやナイトゲームの澄潮でもフロロの30lb(7号)前後を中心に使用していますが、個人的にはリーダーが太い事で釣果に大きな影響があるとは感じていません。
勿論、状況により細いリーダーの方が良い場合もありますが、リーダーの太さで警戒心を与える可能性よりも、リーダーの太さや素材を替える事で適切な速度と微妙なレンジコントロールを行う事が釣果数やサイズアップに繋がる重要な要素だと思っています。
また、余談ですが最近は餌釣りの前打ちや落とし込みのベテラン黒鯛師の方々と話をする機会が増えたのですが、その中で湾奥のクロダイの大きさの話になりました。
全国的にみても大型クロダイの釣果が目立つ東京湾奥エリアのクロダイですが、近年釣れる年無しサイズが老成魚的な個体よりも、40cm台の若い見た目の年無しサイズが増えてきている、50cmに達するまでの成長速度がかなり早くなっているのではないか?というのが、ベテラン黒鯛師の方々と僕との共通認識でした。
これは、エサの豊富さや、湾奥エリア(河川だけでなく港湾等も含む)の地形といった生息環境の様々な要因が影響しているのでしょうが、東京湾奥の大型河川で釣れるクロダイはかなり引きが強い個体が多いと言われる理由の一つかも知れません。
また、若くて大きい為にスピードとスタミナがあるだけでなく、尾ヒレが異常に大きな個体も少なくなく体髙よりも幅の広い尾ヒレを持つ個体もいます。
この様に尾ヒレの大きな個体は、下げ潮の流れを利用した強烈なダッシュ力をみせるだけでなく、流れに逆らって縦横無尽に走り回るので、必要以上に走らせず(ラインを出さず)に、アングラーが主導権を握れるファイトを普段から心掛けることで、千載一遇のモンスター級のクロダイのヒットを根ズレによりラインブレイクさせる事なくキャッチする事ができると思っています。
湾奥の大型河川のクロダイは、数年前までは僕自身も9月後半までは狙って出せる魚だと思っていました。
しかし、アプローチ次第では11月下旬までしっかり狙う事ができます。(港湾、運河では通年狙えます)
また、モンスター級のクロダイをヒットさせるチャンスも少なくないので、クロダイに主導権を与えないファイトを意識しつつ、皆さんも秋のクロダイを狙ってみてくださいね。
東京湾奥エリアの加藤です。
暑かった夏も終わりすっかり秋ですね。
みなさんは今どんな釣りをしていますか?
僕は釣りに行く僅かな時間ができればシーバスや初秋のメバルプラッギング、時には河川でマゴチを狙ってみたり田園部でナマズを狙ってみたりしながらクロダイがメインの釣行を行っています。
湾奥の大型河川のクロダイ狙いは、ハイシーズンの夏季に比べても遜色ないほど、実は秋も好調に釣れています。
秋になり、シーバスのハイシーズンを迎えた事もあり、湾奥全体としてはクロダイの釣果を聞くことが少なくなりましたが、狙い方さえ把握していれば中大型クロダイの数釣りや、希少な超大型のクロダイを狙いやすいのもこの時季の大型河川なのです。
またある夜は年無し1枚を含むアベレージ45cmでツ抜け!
比較的ナイトゲームの方が釣果は出やすいのですがデイゲームでも良型のクロダイが姿を見せてくれています。
カットバイブ55のノーマルウエイトとHW(ヘビーウエイト)を水深や流れの強弱で使い分けますが、デイゲーム、ナイトゲーム共にスローなアプローチが大型のクロダイを釣りやすく、またハードボトムに出来るだけガツガツ、コツコツとコンタクトさせない方が釣果は安定しています。
カラーに関しては、大雑把に言えば何でも良いのですが、バイブレーションで狙う際の傾向としてはチャート等の派手なカラーは数釣り向きで中小型が多く釣れます。
大型を狙うなら、個体数の関係からかバイト数は如実に減りますが、クリアやホロ系、ブラック系のカラーが圧倒的に大型のヒットを誘発しています。
これは警戒心の強い個体がバイトする直前にカラーによる違和感を与えにくいのではないかと考えています。
この秋のMAXサイズは56cm。
また、雨後の濁りが強い場合でも、超大型の個体を狙う場合も僕はクリアカラーやホロ系、ブラック系を主力として使います。(ブラックは濁りの中では視認性が良い)
ルアーを水面から5cm程度沈めると見えなくなるほど濁っている場合も同様です。
あまりにも濁りが強い時は、スローなただ巻きの中に短く強い(10cm程度)リフト&フォールを入れてただ巻きを行います。
基本的に超大型のクロダイを狙う場合はスロー、又はデッドスローでボトムに当てないという静の釣りが有効なのですが、濁りがキツく魚からはほぼルアーが見えていないと思われる状況では、僅かに波動(=バイブレーションの場合はルアーの振動)を出して存在をアピールすることで、その後に続く静のナチュラルな動きで違和感なくバイトを誘発できるのではないかと考えています。
これは、過去に様々な状況下において、最大66cmを筆頭に55cm upのモンスター級のクロダイを数十枚、年無しサイズにおいては把握しきれないほどキャッチした際のアプローチに共通した傾向です。
夏の高活性時のように、派手なアクションやカラー、ハイスピードリトリーブで数もサイズも出せることも有りますが、ハイシーズンでもなかなかサイズが出せない時、又は大型を狙いたい場合はこのスローなアプローチを是非試してみてください。
カットバイブ55 / 55HWは、ラインを張った通常のリトリーブ速度ではルアー先端部のヘッドとリップの様なアゴに僅かに水を受けて前傾姿勢になります。
逆に前傾姿勢(潜ろうとする角度)にならないスローな速度でリトリーブすることで僅かにレンジが上がり更にスローに引くことができ、ルアーをブルブルと動かさずフラフラーっと引くことができます。
(レンジの差は状況により数cm~20cmと僅かですがボトムレンジでのこの違いは大きいはずです)
厳密には、流れの角度や塩分濃度、気圧や水温等により微妙にレンジは変化するので、慣れるまではリトリーブのイメージが沸きにくいとは思いますが、あまり難しくは考えず足下でルアーの速度や引き抵抗とカットバイブ55 / 55HWの動きを確認するとイメージが掴みやすいと思います。
またリーダーを太くする事で、水の抵抗によりルアーの沈下速度を僅かに遅く出来るので、状況に応じてリーダーの素材や太さを換えてみると使いやすいセッティングが見えてくるかも知れません。
(太いリーダーは根掛かりを回収しやすいメリットもあります)
ちなみに僕はデイゲームやナイトゲームの澄潮でもフロロの30lb(7号)前後を中心に使用していますが、個人的にはリーダーが太い事で釣果に大きな影響があるとは感じていません。
勿論、状況により細いリーダーの方が良い場合もありますが、リーダーの太さで警戒心を与える可能性よりも、リーダーの太さや素材を替える事で適切な速度と微妙なレンジコントロールを行う事が釣果数やサイズアップに繋がる重要な要素だと思っています。
また、余談ですが最近は餌釣りの前打ちや落とし込みのベテラン黒鯛師の方々と話をする機会が増えたのですが、その中で湾奥のクロダイの大きさの話になりました。
全国的にみても大型クロダイの釣果が目立つ東京湾奥エリアのクロダイですが、近年釣れる年無しサイズが老成魚的な個体よりも、40cm台の若い見た目の年無しサイズが増えてきている、50cmに達するまでの成長速度がかなり早くなっているのではないか?というのが、ベテラン黒鯛師の方々と僕との共通認識でした。
これは、エサの豊富さや、湾奥エリア(河川だけでなく港湾等も含む)の地形といった生息環境の様々な要因が影響しているのでしょうが、東京湾奥の大型河川で釣れるクロダイはかなり引きが強い個体が多いと言われる理由の一つかも知れません。
また、若くて大きい為にスピードとスタミナがあるだけでなく、尾ヒレが異常に大きな個体も少なくなく体髙よりも幅の広い尾ヒレを持つ個体もいます。
この様に尾ヒレの大きな個体は、下げ潮の流れを利用した強烈なダッシュ力をみせるだけでなく、流れに逆らって縦横無尽に走り回るので、必要以上に走らせず(ラインを出さず)に、アングラーが主導権を握れるファイトを普段から心掛けることで、千載一遇のモンスター級のクロダイのヒットを根ズレによりラインブレイクさせる事なくキャッチする事ができると思っています。
湾奥の大型河川のクロダイは、数年前までは僕自身も9月後半までは狙って出せる魚だと思っていました。
しかし、アプローチ次第では11月下旬までしっかり狙う事ができます。(港湾、運河では通年狙えます)
また、モンスター級のクロダイをヒットさせるチャンスも少なくないので、クロダイに主導権を与えないファイトを意識しつつ、皆さんも秋のクロダイを狙ってみてくださいね。
- 2020年10月23日
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