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EVOLUZIONシリーズとI×I SHADシリーズの受賞で20回目、200作品を達成!

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10月3日、東京ミッドタウンにおいて、公益財団法人日本デザイン振興会よるグッドデザイン賞の2018年度受賞結果が発表された。今年は4月4日に応募受付を開始し、4,789件の作品を対象に審査を実施。メガバスはマイクロチタンファイバーをインプラントしたバスロッド『デストロイヤー・エヴォルジオンシリーズ』と、独自の重心移動機構LBOⅡを搭載した『I×Iシャッド』の2作品でグッドデザイン賞を受賞。

通算で20回目、200作品を超える受賞という快挙を成し遂げた。単に道具としての機能だけでなく、その作品がもつ独自性、提案性、審美性、完成度などすべての面においてデザイン水準の高さを求められるグッドデザイン賞。節目の20年を機に、伊東由樹がデザインアワードへの想いを語った。

(記・まとめ:高橋大河)

FORM FOLLOWS EMOTION
美しい道具には感動が宿っていなければいけない

メガバスのテーマは『FORM FOLLOWS EMOTION(フォルム・フォローズ・エモーション)』。美しい道具には感動が宿っていなければいけないというものだ。釣具の第一義が魚を釣ることである以上、製品の良し悪しを客観的に判断するには誰もが納得する釣果が必要である。漁師町出身の伊東自身、魚は獲ってナンボということが身に染みており、メガバスの釣具のすべてに最高の釣果を得るための技術と労力を注ぎ込んでいる。しかしそれが大前提にあったうえでなお、釣り道具は人を感動させるものでありたいという想い。伊東にとってタックルデザインは、そのための表現方法のひとつである。

従来、釣具の価値は魚が釣れることのみに帰結してしまいがちであり、それゆえ非常に狭い世界での評価しか受けて来なかった。しかしもっと広く、その社会的意義を知ってもらうためには、企業としても、ひとりのクリエイターとしても、第三者の目線で客観的な評価を受ける必要がある。そう考えたとき、各分野のクリエイターが集うコンペティションの場として、国内で最も歴史があるのがこのジャパングッドデザインアワードであり、ハイブランドが集う世界が舞台であればインターナショナルフォーラム(IF)になる。

 

ルアーフィッシングのタックルでグッドデザインを受賞したのはメガバスが初めてだ。IFも、ルアーロッドとルアーで受賞したのは世界でもメガバスが初である。日本に限らず世界中の釣り具メーカー、デザイナーは社会的評価からは離れたところで活動してきた面があり、このような場にエントリーすることも少なかったのだが、伊東にとっては釣り道具もアートであり、アートで表現できる分野のひとつなのだ。フェラーリは2点間を移動するツールとしてのみクルマをデザインするのではなく、そこに道具を超えたアーティスティックな領域を表現している。伊東にとってメガバスは釣具を超えた存在として、それと同じ責務と想いを持ってやってきた。

車や建築物、家電のように誰もが日常的に接しているものは評価されやすいが、釣具というマニアックな分野で評価されるためには、デザインと機能性の両面から訴求が必要である。なぜそれが優れているのかということを、まず分かってもらわないといけないからだ。今回は『I×Iシャッド』、昨年のIFでは『ワンテンX』が受賞。どちらもLBO(LINEAR BEARING OSCILLATOR SYSTEM)を搭載しているが、実はLBOは、他の事業分野からのテクノロジーを軸にメガバスグループが開発した機構であり、これを組み込むことでルアーデザイニングの課題である重心移動の進歩に大きく貢献した。そうした技術の融合が評価を受けたという点でも、伊東自身今回の受賞には大きな手応えを感じているようだ。

『FORM FOLLOWS FUNCTION(フォルム・フォローズ・ファンクション)』、つまり機能性はあらゆる工業デザインの根幹となるものだが、それ以上の価値を求めるならば、人間の感性に行き着く。メガバスのテーマである『フォルム・フォローズ・エモーション』を具現化していくためには、心を揺さぶるアートとしてのクリエイティビティが共存していなければならない。そこが、メガバスのタックルを釣具の領域に留まらせることなく、それを超えた価値ある存在として高みを目指すべきものとして、マン・タックル・インターフェイスという感性工学の分野へと踏み込ませる、伊東独自の理念とアプローチがある。

 

この20年の間には、バスフィッシングに逆風が吹くこともたびたびあった。バスフィッシングに対するネガティブな風潮により、デザインアワード・エントリー自体のハードルが高く、厳しい批判にさらされる時期もあった。それでもあえてチャレンジを続けているのは、バスフィッシングの産業価値と社会的意義などポジティブな部分を正しく発展させていくための、メガバスからのメッセージでもある。だからバスタックルを毎年必ずエントリーしてきたし、今後もチャレンジを続けていくつもりだ。

IFを受賞したことはクリエイターにとってひとつの頂点である。伊東自身、グッドデザインも今回で20回、200作品の受賞という節目を迎えることが出来た。しかしここで達成感に浸る気はないようだ。常に足元をしっかり見ること、原点に返ること。常に今のメガバスを超えるため、自らのチャレンジのスタンスを変えてはいけないのである。

 

20年前、グッドデザインにエントリーしたことでルアービルダーからフィッシングベンチャーの企業としての覚悟が生まれ、伊東自身もデザイナーとして、アングラーとして、そして経営者としての葛藤の狭間で、心の内がもたらす解を都度、プロダクトとして解放してきた。IFを受賞した今も、チャレンジングな原点を決して失ってはならない、と思っている。それは、当時まだルアーフィッシングやバスフィッシングという分野が産業として成立することがなかった頃に、あえてリスキーなフィッシングベンチャーとしてスタートアップしたメガバスの、忘れてはならない「終わりなき冒険」なのだ。

 

 

 

 

 

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